八天堂、高知県室戸市・東洋町と連携協定締結
広島県三原市に本社を置く株式会社八天堂は、2024年11月13日、高知県室戸市と東洋町と包括的連携協定を締結しました。この協定により、両自治体と八天堂は、地域活性化に向けた様々な取り組みを共同で推進していきます。
協定締結の背景
今回の協定締結のきっかけは、今年8月に発売されたご当地ふるさとくりーむパンシリーズ「とろける高知くりーむパン 柚子」です。八天堂は、各地の食材や食文化を取り入れたクリームパンを開発しており、この商品を通して高知の魅力を発信し、地域振興に貢献することを目指しています。
「とろける高知くりーむパン 柚子」には、室戸海洋深層水株式会社の海洋深層水塩「深海の華」と、株式会社森海家の「100年ゆず果汁」が使用されています。これらの地元産品を使用することで、地域との繋がりをより強固なものにしています。
協定の内容
協定の内容は、大きく3つの柱で構成されています。
1.
地場産品を活用した商品開発: 室戸市と東洋町の特産品を使った新たな商品の開発を共同で行います。これにより、地域経済の活性化と、八天堂の商品ラインアップの拡充が期待されます。
2.
地域の情報発信: 八天堂の持つ販売網や広報力を活用し、室戸市と東洋町の魅力を全国に発信します。観光客誘致や地域ブランドの向上に繋がる効果が期待できます。
3.
まちづくりの推進: その他、地域活性化のための様々な施策を共同で推進していきます。具体的な内容としては、地域イベントへの参加や、地域課題の解決に向けた取り組みなどが考えられます。
八天堂の取り組み
昭和8年(1933年)に広島県三原市で和菓子屋として創業した八天堂は、今年で90周年を迎えました。時代の変化に合わせて和菓子、洋菓子、パンと業態を変化させながら、現在では冷やして食べるクリームパンを中心に、幅広い商品を全国へ展開しています。
今回の協定締結は、企業と地域が連携することで、地域活性化に貢献できる好例と言えるでしょう。八天堂の取り組みは、他の企業にとっても参考となる事例となり、全国各地で同様の取り組みが進む可能性も秘めています。
今後の展望
八天堂は、今回の協定を契機に、室戸市と東洋町との連携をさらに強化し、地域に根ざした持続可能な取り組みを推進していきます。今後の展開にも注目が集まります。