沿線ホテル大賞
2023-09-20 15:00:01

地域をまるごと楽しむ新しい観光スタイルが評価され、賞を受賞しました

地域活性化プロジェクト「沿線まるごとホテル」が受賞



JR東日本が展開する「沿線まるごとホテル」という地域活性化プロジェクトが、先日開催された「第7回ジャパン・ツーリズム・アワード」で最高賞の「国土交通大臣賞」を受賞しました。今年のジャパン・ツーリズム・アワードには国内外から140件の応募があり、その中でこの取り組みが特に評価された結果です。

プロジェクトの概要



「沿線まるごとホテル」は、地域の駅舎や鉄道施設を「ホテルのフロント」とし、沿線の古民家や空き家を「客室」に改修するプロジェクトです。地域住民と共にこのプロジェクトを運営することで、訪問者が「沿線」をまるごと楽しむことができる観光の新しい形を追求しています。地域資源を活用し、特産品や体験を提供することで、宿泊者に豊かな滞在体験を提供することを目指しています。

受賞の理由



特に「国土交通大臣賞」では、地域コンテンツを活かしたホテルの一体感が評価され、空き家を客室、無人駅をフロントとして改修する取り組みが顧客価値に結びつく点が注目されました。また、他の過疎地域においても同様の取り組みが期待されています。

さらに、学生が選ぶアワードでも受賞し、公共交通の利用促進や地域全体の魅力で集客を図る姿勢が高く評価されました。これは過疎地域での公共交通維持のための革新的な解決策としても位置づけられています。

プロジェクトの未来



このプロジェクトの第一弾はJR青梅線沿線に位置しており、今後古民家を改修したレストランやサウナの開業が予定されています。また、古民家を利用した宿泊施設も開業し、最終的には5棟から8棟の宿泊施設を運営する計画です。

さらに、長期的には他の地域でも同様の地域事業モデルを展開し、2030年代末までに30地域以上での観光体験の提供を目指しています。地域の特性を生かした取り組みで、地域住民と訪問者が共に楽しめる観光のスタイルを確立していく予定です。

まとめ



「沿線まるごとホテル」は、地域を単なる観光地ではなく、訪れる人々がそこで生活し、地域の魅力を感じられる場所として再通しようとする新しい試みです。このプロジェクトが示すように、地域経済の活性化と持続可能な観光の両立は、地域住民と訪問者が共に築く未来に向けた重要なステップとなるでしょう。地域が一つのホテルになることで、観光だけでなく、地域そのものの魅力を引き出し、新たな交流の場を創造し続けることが期待されています。

会社情報

会社名
沿線まるごと株式会社
住所
東京都西多摩郡奥多摩町棚沢390
電話番号
0428-85-8190

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。