車いす着付けの活動
2024-09-10 10:54:28

車いすの方々に晴れやかな着物体験を届ける「大和美流着物学院」の新たな試み

車いすの方々に着物の楽しさを提供する取り組み



昨年、大和西大寺の介護施設「らくじ苑大和西大寺」で行われた「車いす出張着付け」が高く評価されたのを受け、今年も同様のイベントが開催されることになりました。この取り組みは、奈良市を拠点に和文化の振興に努める株式会社京ろまんによるもので、着物を通じて晴れやかな瞬間を提供することを目的としています。

笑顔をもたらす着物体験



「大和美流着物学院」(学院長:山下 ゆくみ)では、車いす生活を送る方々が記念日や特別なイベントに着物を楽しめるよう、ボランティア活動として車いす向けの着付けを始めました。着付けは、車いすに座ったままで10~15分ほどで素早く完了し、着物と帯の仕立てを必要としない独自の技術により、体への負担も軽減される仕組みになっています。

実際、昨年の活動では多くの参加者が時間をかけて準備をし、自分の着物姿にどこか誇らしげに笑顔を見せていました。この特別な瞬間は、参加者にとって忘れがたい思い出となったことでしょう。

今年のイベントの詳細



2023年9月16日(月・祝)には、再び「らくじ苑大和西大寺」にて「車いす出張着付け」が実施される予定です。事前予約が必要ですが、参加者が気軽に和装の楽しさを味わえるよう、様々なサポートを用意しています。

「大和美流着物学院」では、車いす着付けを普及させるため、着付け技術を持った専門家の育成にも励んでいます。今後は、「車いす着付け講習会」を通じて、より多くの方々にこのサービスが広まることを目指しています。

和装文化の普及に向けて



大和美流着物学院は、2007年に「100万人のきもの教室」としてスタートし、2014年に大和美流着物学院として設立されて以降、約300名の生徒を抱えるまでになりました。これまでに1,400名以上の卒業生を輩出し、着物の美しさと簡便な着付け方法を広める活動を続けています。特に、和装文化の発信や地域貢献にも意欲的に取り組んでいます。

このような取り組みから、着物への関心が高まり、地域の方々との結びつきも強化されていくことでしょう。着付けの技術がいかに多くの人々に感動と笑顔をもたらすか、今後の活動にも大いに期待が寄せられています。

まとめ



「大和美流着物学院」の「車いす出張着付け」は、ただの着付けを超え、参加者に特別な瞬間を提供する重要なイベントです。今後もこのような活動がさらに広がり、より多くの方が着物を楽しむことができるような社会を目指していくことを願っています。


画像1

会社情報

会社名
株式会社京ろまんグループホールディングス
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。