製造業DX支援の匠技研工業、名古屋に初支店開設!AI搭載見積システムで中部圏進出本格化
東京都に本社を置く匠技研工業株式会社は、2024年11月1日、愛知県名古屋市に初の支店となる名古屋支店を開設しました。製造業向けの見積もりDXシステム『匠フォース』の導入企業増加を受け、中部圏での事業展開を本格化させるためです。
なぜ名古屋に支店開設なのか?
匠技研工業が開発した『匠フォース』は、AIを活用したクラウド型の見積もりシステムです。製造業において、見積もり業務は多くの時間を要し、ベテラン社員の経験に依存する傾向がありました。しかし、『匠フォース』は、AIによる自動化や最適化によって、この課題を解決します。
特に、製造業が盛んな中部圏、とりわけ愛知県では、『匠フォース』の導入が急速に拡大しています。愛知県は、同システム導入企業数ランキングで1位を獲得するなど、まさに『匠フォース』にとって重要な市場となっています。
今回の名古屋支店開設は、この市場ニーズの高まりに応えるため、顧客サポート体制の強化、そして中部圏企業との連携強化を目的としています。
名古屋支店の立地:日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」
名古屋支店は、2024年10月1日にオープンしたばかりの、日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」内に設置されました。地上7階建て、延べ床面積23,613㎡を誇るこの施設は、約500社のスタートアップ企業と約200社のパートナー企業が集まる一大拠点です。
匠技研工業は、「STATION Ai」への入居を通じて、周辺企業との連携強化、新たなビジネスチャンスの創出、ひいては愛知県を起点とした産業エコシステムの発展に貢献することを目指しています。
『匠フォース』とは?~製造業の見積もり業務をDX~
『匠フォース』は、AIを活用し、製造業の見積もり業務を効率化、高度化するシステムです。従来の見積もり業務は、紙やExcelを用いることが多く、人手と時間がかかり、ベテラン社員の経験と勘に頼ることが少なくありませんでした。
しかし、『匠フォース』は、AIによる自動化によって、これらの問題点を解消します。正確な見積もり作成、迅速な対応、人材育成の効率化、さらには価格の適正化による収益向上など、多大なメリットをもたらします。
上場企業から町工場まで、幅広い企業が『匠フォース』を導入しており、その実績は、システムの信頼性を示しています。
今後の展開
匠技研工業は、『匠フォース』を起点に、製造業のDX化を支援する製品・サービスをさらに展開していく予定です。見積もり業務の効率化にとどまらず、製造業全体の持続的な発展に貢献することを目指し、更なる技術革新に取り組んでいきます。
STATION Aiについて
「STATION Ai」は、スタートアップ企業の支援、オープンイノベーションの推進、そして地域社会への貢献を目的とした拠点です。様々なイベントや交流機会を提供し、企業間の連携を促進することで、新たなビジネスモデルの創出を支援しています。
その特徴として、最先端技術の導入、バリアフリー設計、そしてヘラルボニー監修のアート作品展示などが挙げられます。地域住民にも開放されたスペースもあり、地域社会との連携も大切にされています。
匠技研工業の名古屋支店開設は、『匠フォース』の更なる普及と、中部圏製造業の活性化に大きく貢献するものと期待されます。