長野県生坂村を舞台に、企業連携による新たな観光プロジェクト「いくさか『創造の森』リジェネラティブ・ツーリズム」がスタートしました。このプロジェクトは、クラブツーリズム株式会社、株式会社松本山雅、株式会社フューチャーセッションズ、合同会社HiTTiSYO、株式会社大広の5社がコンソーシアム形式で協力し、生坂村と共に推進しています。
テーマは「ネイチャーポジティブと何度も訪れたくなるふるさとづくり」。美しい自然環境と豊かな生物多様性を誇る生坂村で、参加者は「生坂村公式ネイチャー研究員(フェロー)」として認定され、全6回のツアーを通じて自然保護と再生について学び、地域住民との交流を深めます。
プログラムでは、立教大学 スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科 奇二正彦准教授が講師を務め、自然再生の先にある新しい里山の姿を想像し、実現に向けて実際に手を加えながら地域の方々と共に「何度でも訪れたくなる里山づくり」を行います。
生坂村は、環境省の「脱炭素先行地域」に選定されており、「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」を発出しています。このプロジェクトは、地域全体のカーボンニュートラルを目指すとともに、新たな観光の形として「リジェネラティブ・ツーリズム」に着目したものです。
リジェネラティブ・ツーリズムとは、従来の消費中心の観光とは異なり、訪れた土地の自然環境や文化を学び、適切な手法で手を加え、より良い姿に再生することを目指す新しい観光のスタイルです。
本プログラムは、観光庁「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業の一環として企画されており、いくさか『創造の森』を中心舞台に生坂村内にて実施されます。
このプロジェクトは、生坂村の地域づくりに参画してくれる企業や一般の方々との連携を強化していく予定です。企業と地域が協力して持続可能な未来を築くための一助となることを目指しています。
クラブツーリズムは、生坂村や今回のプロジェクトメンバー各社と共に、地域全体が一丸となって持続可能な未来を築くために、今後も様々な取り組みを展開していきます。今回のリジェネラティブ・ツーリズムプログラムが、その第一歩となることを期待しています。