資源循環のイチゴ
2026-09-07 10:15:29

ビールの副産物を活用した新たなイチゴ栽培の挑戦

ビールの副産物を活用した新たなイチゴ栽培の挑戦



横浜市を拠点とする株式会社アグリ王は、同じく横浜に本社を置く株式会社横浜ビールとの共同プロジェクトにて、画期的な資源循環システムを実現しました。ビール製造過程で生じる「モルト粕」を活用し、イチゴを育てる新たな試みに挑んでいます。このプロジェクトでは、モルト粕を魚の餌として使用し、その魚が提供する栄養を利用してイチゴの栽培に繋げています。最終的に、このイチゴを用いたスイーツが、横浜ビールの直営レストラン「UMAYA」のレギュラーメニューとして提供されることが決まりました。

資源循環の仕組み



本プロジェクトの核心は、ビール製造によって排出されるモルト粕が神秘的な循環を生み出すことです。具体的には、次のような流れになります:モルト粕 → 魚の養殖 → 魚由来の栄養を使用したイチゴの栽培 → スイーツとして提供。これにより、食品廃棄物の新たな利用法を模索しながら、持続可能な生産を実現する取り組みが展開されています。

「ヨコビ苺のチーズケーキ」について



このプロジェクトの成果として生み出されたのが、「ヨコビ苺のチーズケーキ」です。このスイーツは、アグリ王のアクアポニックス技術を駆使し、モルト粕を餌とした魚の栄養を吸収して育てたイチゴを使用しています。また、平飼いの鶏が産む「ヨコビたまご」も加わり、サステナブルな循環型食材の象徴として誕生しました。「UMAYA」としても、このスイーツを通じて、地域の生産者や資源を結びつける新たな価値創造が進められています。

閉鎖型アクアポニックスシステム



アグリ王が独自に開発した「閉鎖型アクアポニックスシステム」は、魚と植物が共存できる高性能な農業システムです。魚の排せつ物から出る栄養分を植物が吸収し、浄化された水は再び魚の水槽に戻る循環が完結します。このシステムの特長は、雨や気温に左右されず、安定した栽培が可能な点です。これにより、年間を通じて高品質な農産物が育成できるため、多様な利用先を持ち、企業や自治体からの注目を集めています。

循環型農業の可能性



アグリ王の取り組みは、単なる研究にとどまらず、実際の飲食店メニューとして社会に実装される意義深いプロジェクトとなっています。今後も、食品副産物の再利用だけでなく、持続可能な食料生産の重要性を訴え、循環型社会の実現に向けた貢献を続けていきます。

最初の試みとして、2026年から「UMAYA」で正式に提供されるこのチーズケーキは、新たな資源循環モデルの実証として期待されています。

会社情報

会社名
株式会社アグリ王
住所
電話番号

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