I.W.G株式会社がMayo Clinicのアクセラレータープログラムに選抜
2025年6月期の採択企業に選ばれたI.W.G株式会社は、米国の名門病院Mayo Clinicが主催するスタートアップ支援プログラム「Mayo Clinic Platform_Accelerate」に参加します。このプログラムは医療AI分野でのスタートアップに対して、Mayoの専門知識や臨床データへのアクセスを提供し、次世代の医療技術の実現を目指すものです。
プログラムの特徴とI.W.Gの役割
Mayo Clinicの支援を受けることで、I.W.Gは医療文書の分類処理や要約抽出、さらに医療記録の誤りや品質に関するチェック機能の向上を図ります。これにより、AI技術が医師の日常業務にスムーズに統合される方法を模索していく予定です。このような革新は、業務の効率化や医療の質向上に直接つながることでしょう。
J-KISS契約と新たな連携
特筆すべきは、I.W.GがMayo Clinicと初めてJ-KISS契約を結んだことです。約2カ月の法務協議を経て成立したこの契約は、日本企業と米国の医療機関との新たな連携の先例となります。これにより、日本と米国のスタートアップが協力しやすくなることが期待されています。
I.W.Gの目指す未来
I.W.Gは、病院間の連携や中小病院、遠隔読影施設向けのクラウドシステム「DOCloud」を通じて、業務の効率化を進めています。また、多言語対応や生成系AIの導入、電子カルテと各種医療文書の統合によるスマートな医療支援の実現を目指しています。これにより、国際的な展開にも力を入れ、より多くの患者に質の高い医療を提供できるよう努めています。
Mayo Clinicとは
Mayo Clinic(メイヨー・クリニック)はアメリカの医療機関で、Newsweek誌による「World’s Best Hospitals」で7年連続世界1位に輝く栄誉を持っています。150年以上にわたって、高品質な医療を提供し続けてきた信頼の医療機関です。その取り組みの一環として、Mayo Clinic Platformは、デジタルヘルス分野での革新を促進し、スタートアップと連携した次世代医療の実現を目指しています。
会社概要
I.W.G株式会社は、東京都千代田区に拠点を置き、医療クラウドとAI技術の開発に取り組んでいます。代表は周暁妍氏で、医療連携システムDOCloudを展開しています。より詳細な情報は公式ウェブサイトで確認することができます。
公式サイトはこちら
今後もI.W.Gの挑戦と成長に注目が集まることでしょう。日本の医療の未来を担う企業として、期待が高まります。