アートを通じて多様性を学ぶ体験授業
2024年10月22日、東京都新宿区の早稲田小学校にて、株式会社ネオキャリアによるダイバーシティ教育の一環として「ダイバーシティウォールパズルアート」が行われました。この授業は、アートを通じて子どもたちに多様性の大切さを伝えることを目的にしています。参加したのは、4年生の児童120名、ネオキャリアの社員2名、そして新宿区立障害者福祉センターからの障がい者2名です。
背景
ネオキャリアは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として地域をサポートする活動を展開しています。特に、次世代を担う子どもたちにキャリア教育を提供することに力を入れています。早稲田小学校では、障がい者への理解を深めるための授業も行っており、普段は接点が少ない障がいのある方と子どもたちが交流する場を設けてきました。
地元の特性を考慮し、外国ルーツの児童も多く在籍している早稲田小学校では、新たな視点でのダイバーシティ教育が求められていました。そこで、今回の授業では共通の言語となる「アート」を用いて、個々の違いを認識するだけでなく、それを大切にする心を育むことを目指しました。
授業の内容
当日は、児童たちが切り分けられたダンボールのパズルピースに思いやりのある色を塗ったり、絵を描いたりしながら、一つの大きなアート作品を作り上げました。子どもたちは楽しそうに作業に没頭し、完成が待ちきれない様子が見られました。
完成したアート作品は、単なるパズルではなく、多様性を象徴するパッチワークのように、個性豊かな色彩が織り交ぜられた大作です。白線画家の猫沢八郎さんが最後に描いた大きな魚の絵で仕上げられ、この作品には子どもたちの心温まるメッセージが込められています。
参加者の感想
授業を終えた児童たちは、「みんなで協力して絵を描くのが楽しかった」と感想を述べました。別の児童は、「だれでも仲良く絵を描くことが素敵だと思った」と、アートの重要性を実感した様子でした。
早稲田小学校の教員は、障がい者との接点が以前に比べて自然なものになったと語り、アートが先入観を取り除く役割を果たしたことを強調しました。また、「少子化や労働力不足の現代社会において、多様な人々が共に生きることの重要性を子どもたちに伝える機会となりました」とその意義を述べました。
ネオキャリアの取り組み
ネオキャリアでは、このようなキャリア支援活動を通じて、未就学児から高校生、大学生・大学院生に対しても、キャリア教育を提供しています。未来に向けて自らの道を開くための手助けを行い、多様なキャリアの可能性を広げることが目標です。
今後もネオキャリアは、「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」という信念のもと、多彩な活動を行いながら、より良い社会の実現に向けた取り組みを進めていく所存です。