共同親権施行に向けて新たな一歩
2026年4月1日の改正民法施行を目前に控えて、専門家による「フレンドリーペアレンツ研究会」が設立されました。この研究会は、離婚後も親子が良好な関係を持続できる社会を目指し、一般社団法人りむすびにより組織されています。
背景:賛否を超えた必要性
これまで共同親権の導入を巡り、賛成派と反対派の対立が続いており、冷静な議論の場が不足していました。しかし、制度の施行が近づく中で、期待と同時に不安の声も上がっています。特に、DV(ドメスティック・バイオレンス)が続くのではないかという懸念が大きくなっています。
そこで、この研究会は専門家が集まり、法、心理、支援の視点から「父母の尊重協力」について意見を交換し合う場を提供します。この取り組みが、対立ではなく解決の道を示すメッセージとなることを目指しています。
第1回研究会について
2026年3月12日には、キックオフとなる第1回の研究会がオンラインで開催されます。主なテーマは「DV更生支援の視点で考える『父母の尊重協力』とは」です。
講師の紹介
今回の講師として、中川瑛氏が登壇します。彼は「GADHA」という組織の代表で、DV加害者の支援プログラムを運営しています。彼の専門知識をもとに、DVとその影響を考える貴重な機会となるでしょう。
研究会のプログラム
- - 趣旨説明:りむすび代表のしばはし聡子氏と山口亮子教授(関西学院大学)により、今回の研究会の目的について説明が行われます。
- - 講義:中川瑛氏が、DV更生支援の現場からの視点をシェア。加害者のリスクを見極め、安全な養育環境の構築法を探ります。
- - ディスカッション:専門家間での意見交換を通じて、より実践的な理解を深めます。
参加資格
この研究会は、離婚問題を抱える当事者はもちろん、法律関係者や心理カウンセラー、福祉職、議員、メディア関係者など、様々な方に参加をお勧めします。特に「対立ではなく対話を重視する」という姿勢に共感する方々の参加を歓迎します。
今後の展望
研究会は年6回予定されており、法律や心理の専門家を招いての講義や研究が行われる予定です。この取り組みによって、共同親権制度後の混乱を未然に防ぎ、離婚後も父母が協力できる社会的な基盤を築いていくことが期待されています。
さいごに
子どもたちが離婚家庭で育つ際、両親からの愛情を受け続けることができる環境の整備が必要です。賛否を超えた学び合いが、より良い家族の文化を日本社会に広める鍵となるでしょう。この取り組みにより、争いごとを未然に防ぎ、尊重と協力が自然な状態になる社会を目指していきます。ぜひ、皆様の積極的な参加をお待ちしています。