国登録文化財「恋しき」新たに茶室「明月庵」お披露目茶会開催

新たな文化体験を提供する「明月庵」お披露目茶会

広島県府中市に位置する国登録有形文化財「恋しき」は、1872年に誕生した料亭旅館で、政財界や文人たちに愛され続ける歴史的な建物です。この度、「恋しき」内にある茶室「明月庵」が修復を終え、皆さまにご利用いただける状態になりました。これを機に、特別なお茶会が開催されることとなりました。

「恋しき」は、木造3階建ての主屋と、美しい回遊式庭園を取り囲む5棟の離れから構成されており、その独特な趣は府中市の観光名所としてのシンボルとされています。このたびの「明月庵」の修復は、単なる物理的な保存にとどまらず、日本の母国文化を大切にしながら、現代のニーズに応える新たな文化体験を提供するためのものです。

茶会の概要

このお披露目茶会は、2025年9月13日の11時から17時に開催され、参加者は略式懐石料理やお抹茶を楽しむことができます。地元の特産を活かした特別メニューは、恋しきの総料理長、北岡三千男氏によって用意され、皆様をおもてなしします。

茶会は2つの形式で用意されており、定員は各回12名の略式懐石とお抹茶が楽しめる回と、限られた人数で体験できる本格的な茶事となります。いずれも先着順での受付となり、皆様にとって貴重な体験となることでしょう。

申し込み方法

参加希望の方は、指定のリンクから事前に申し込みが必要です。特に、メディア関係の方々には、撮影が行われることをご承知の上、ご参加いただきたいと考えています。

明月庵の利用について

修復後の「明月庵」は、時間単位での貸し出しが可能であり、利用料金は1時間690円です。茶事体験等も行うことができるため、気軽にお問い合わせいただければと思います。また、北岡三千男氏による本格的な日本料理を楽しみたい方には、事前予約制での料亭「恋しき」での食事もおすすめです。

国登録的な価値を持つ「恋しき」

今後も「恋しき」は、地域活性化を通じて新たな雇用を創出し、地元住民の郷土愛を育む場所としての役割を担っていきます。観光だけでなく、地域経済の活性化にも寄与しつつ、その歴史的な価値を次世代に伝えていくことが期待されます。広島県府中市の魅力を国内外に広く発信するため、この新たな文化体験を積極的に推進していく所存です。

「明月庵」のお披露目茶会は、特別な一日となることでしょう。ぜひ、この機会に「恋しき」を訪れ、その魅力を体感してみてください。