新書籍『ノスタルジア酒場』の魅力
2024年11月、興味深いタイトルの本『ノスタルジア酒場 東欧旧社会主義国のお酒とおつまみ事情&レシピ70』が発売されます。この本は、旧社会主義国で楽しばれてきたお酒とその関連レシピを探求し、あらゆる酒愛好家や料理ファンに新たな視点を提供します。
東欧の酒文化を振り返る
著者のイスクラ氏は、冷戦時代に生きた人々の生活を振り返る4冊の本を執筆してきました。一つ目は、労働者たちが日常的に食べていた料理を再現した『ノスタルジア食堂』。二つ目は、旧ソヴィエト連邦で人気のあったスイーツを紹介する『ノスタルジア喫茶』。そして、この度の『ノスタルジア酒場』は、彼らが労働の合間に飲んでいた酒をテーマにした作品です。
「この本を通じて、社会主義国が直面した困難な生き様と、それに寄り添っていた飲み物の重要性を伝えたい。お酒はただの飲み物ではなく、その国の文化や歴史を感じるための大切な要素である」とイスクラ氏は語ります。
イベント詳細
発売を記念して、特別なイベントが11月8日に東京都江東区のドレッドノートで開催されます。このイベントでは、著者によるトークショーや、美味しい東欧料理、お酒を楽しむ食事会が行われます。参加費は7,200円(税込)で、トークショーとお料理、お酒が含まれています。こちらのイベントはすでに定員に達しており、キャンセル待ちでの受付となっています。
主な料理には、サラート・リジクやバルシチ・チェルヴォヌィなど、伝統的な東欧の味がずらりと並びます。これらはすべて、酒とともに楽しめるメニューです。イスクラ氏が教えるレシピを試してみる良い機会ですね。
本書の見どころ
『ノスタルジア酒場』にはビール、ワイン、ブランデー、ウォッカなどの多様なお酒が登場し、それぞれの飲み物がどのように文化に根付いていたのかを示すエピソードが詰まっています。また、簡単に作れるおつまみレシピも豊富に収録されており、家庭で簡単に試すことができます。さらに、レトロなラベルやコースターのコレクションは、当時のノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれることでしょう。
著者について
イスクラ氏は、福岡大学人文学部でドイツ語を学んだ後、旅行会社に勤務。2005年には旧社会主義国の雑貨を取り扱うウェブショップを開設しました。その後、さまざまなプロジェクトに携わりながら、東欧の食文化も掘り下げてきました。著書には、前述の『ノスタルジア食堂』や『ノスタルジア喫茶』などがあり、その仕事を通じて東欧への愛情を深めています。
まとめ
東欧の酒文化をテーマにした『ノスタルジア酒場』は、ただのレシピ本にとどまらず、歴史と文化を交差させながら新たな視点を提供しています。これからの季節にぴったりなこの一冊を手に取り、未知の東欧の味に浸ってみてはいかがでしょうか。興味のある方は、是非お早めに手に入れて、お酒を片手に歴史を感じるひとときを楽しんでください。