ビットキーとバッファローが資本業務提携を締結

ビットキーとバッファロー、資本業務提携を発表

2025年8月8日、株式会社ビットキー（東京都中央区）と株式会社バッファロー（東京都千代田区）が資本業務提携契約を締結することとなりました。この提携により、両社の技術や知見を融合させ、中長期的な企業価値の向上を目指います。

提携の背景

ビットキーは「つなげよう。人は、もっと自由になれる。」というミッションを掲げ、コネクトプラットフォーム「homehub」と「workhub」を展開しています。スマートロックなどのハードウェアとスマートフォンアプリを組み合わせることで、物理的な空間とデジタル空間をシームレスに接続し、人々の行動における制約を解消することを目指しています。

最近では、住宅やオフィスビル、空港、そして公共施設など、スマートロックの利用が広がっており、24時間365日安定した稼働が求められています。このような社会のニーズに応えるため、ビットキーは全国規模での保守体制を強化する必要がありました。

提携の内容と目的

今回の提携では、ビットキーのハードウェア製品の設置や保守業務において、バッファローの製造知識を活かすことが中心となります。具体的には、バッファローが持つ品質管理や保守サービス網を活用し、全国に渡る強固な保守体制を構築していきます。

将来的には、バッファローのサプライチェーンネットワークを利用して部品調達の最適化を図ったり、両社の技術を融合させた新たな商品やサービスの共同開発も視野に入れています。両社は、今後さらに協力関係を深め、協業範囲を広げる議論を続ける予定です。

各社のコメント

バッファローの代表取締役社長である牧寛之氏は、ビットキーのコネクトプラットフォームのリーダーシップと、バッファローの「Value Chain Engineering」が結びつくことで大きなシナジーを生むと期待しています。彼は、単なる投資家ではなく、ビットキーの成長に伴走するパートナーであると強調しました。

また、ビットキーの代表取締役社長である寳槻昌則氏は、顧客に高品質なサービスを確実に届けるための大規模なオペレーション体制の重要性を指摘し、バッファローとの提携がその実現に向けた強力な一歩であると述べました。彼は、今後とも社会の未来を共に創造することを楽しみにしていると語りました。