JA愛知みなみが特定技能・農業人材の説明会を開催し地域の活性化を目指す

JA愛知みなみとPERSOLの共同説明会

愛知県田原市で、JA愛知みなみとパーソルグループ傘下のPERSOL Global Workforceが共同で、特定技能・農業に関する説明会を開催しました。イベントは7月11日と12日の2日間にわたって実施され、地域の農業関係者や特定技能・農業人材が参加し、総勢50名に及びました。この説明会は、特定技能に関する理解を深めることを目的とし、参加者から寄せられた疑問に対する答えを提供する場となりました。

説明会の内容と参加者の声

説明会は1時間30分の構成で進められ、特定技能の在留資格に関する概要や、海外で育成している人材の紹介が中心でした。参加者からは、「特定技能はどのような形で派遣されるのか？」や「すでに技能実習生を採用しているが、特定技能への移行はどうするのか？」といった具体的な質問が寄せられました。

説明会後には参加者にアンケートを取ったところ、約90%が将来の人材不足を問題視しているとの結果が示され、80%が説明会が非常に参考になったと答えています。これは、地域の農業が直面している課題に対する意識の高まりを物語っています。

PERSOL Global Workforceの取り組み

PERSOL Global Workforceは、2022年末に特定技能・農業分野における外国人材の紹介を開始しました。2023年3月からは派遣事業もスタートし、2024年6月時点で全国の農業事業者において200名以上の外国人材を紹介しています。今後も、この特定技能制度を周知し、地方の企業や事業者が求める人材を確保できるよう支援を続けていく予定です。

地域におけるJA愛知みなみの役割

JA愛知みなみは、愛知県田原市を中心に活動する農業協同組合で、地域の農業生産を積極的に支えています。田原市は恵まれた気候条件により、多様な農産物の生産が盛んで、特に花や青果が全国的に有名です。この組合は、農産物の生産から販売まで広範な活動を行い、年間販売高は427億円に達しています。

また、JA愛知みなみは肉牛や豚などの畜産分野でも高い技術力を誇り、「田原牛」や「みかわポーク」などのブランドを確立しています。彼らは品質の高い農産物を全国に流通させており、地域経済の重要な役割を果たしています。

結論

JA愛知みなみとPERSOL Global Workforceの共同説明会は、地域の農業関係者にとって非常に意義深いものであり、今後さらなる人材確保や農業の活性化が期待されます。このような取り組みを通じて、地域の農業界が抱える人材不足という課題を共に乗り越えていくことが求められています。地域の農業の未来を見据えた重要な一歩となりました。