PCA社名変更、資産運用強化
2011-11-15 16:10:01
PCAアセット・マネジメント、社名変更で資産運用ビジネス強化へ!「イーストスプリング・インベストメンツ株式会社」誕生!
PCAアセット・マネジメント、新たなブランド名でアジア市場での存在感を高める
英国の大手金融グループ、プルーデンシャル社の傘下にあるPCAアセット・マネジメント株式会社が、2012年の第1四半期に「イーストスプリング・インベストメンツ株式会社」へ社名変更することを発表しました。この変更は、プルーデンシャル社がアジアにおける資産運用ビジネスのブランドを統一する戦略の一環として行われます。
アジア市場における一大転換点
プルーデンシャル社は、日本を含むアジア10カ国・地域で資産運用事業を展開しており、2011年9月末時点でのアジアにおける運用資産総額は約800億ドルにものぼります。従業員数は約2000名、シンガポールを中心にアジア8カ所に拠点を置く同社は、アジア最大級の資産運用会社の一つとして知られています。
今回のブランド統一は、アジア市場における更なる拡大とグローバル展開を目指す同社の戦略的な取り組みです。これまで、アジア各国で異なるブランド名を使用していた同社ですが、今後は「イーストスプリング・インベストメンツ」という統一ブランドのもと、グループ会社や運用商品の名称に一貫性を持たせ、事業拡大を加速させようとしています。
日本市場への影響と今後の展望
日本市場においても、PCAアセット・マネジメントは1999年の設立以来、日本の金融機関を通じて投資信託を提供し、2011年9月末時点での運用資産残高は約5643億円に達しています。今回の社名変更は、名称の変更のみに留まり、資本関係や経営陣、投資哲学に変更はありません。
プルーデンシャル社のアジア地域統括部門の最高経営責任者であるバリー・ストウ氏は、このブランド変更をアジアにおける成長戦略の重要な節目と位置付け、新ブランドがグローバルな金融サービスグループの一員であると同時に、アジアにおける豊富な経験と高い運用力を有する資産運用会社であることを強調しました。
また、同社の最高経営責任者であるグラハム・メイソン氏は、1863年のインド鉄道株への投資以来培ってきたアジア投資に関する深い知識と経験を活かし、投資家やパートナーへの付加価値の提供に力を入れていくことを表明しました。
PCAアセット・マネジメントの代表取締役社長兼CEOである龍万成氏も、日本市場が同社にとって最も重要な市場の一つであることを強調し、グループのネットワークとリソースを最大限に活用し、日本の投資家や販売会社のニーズに応える質の高い商品・サービスを提供していくことを約束しました。
新ブランドの展開
新しい「イーストスプリング・インベストメンツ」ブランドは、香港、シンガポール、マレーシア、台湾、日本、韓国、UAE、ベトナムで展開されます。ただし、インドや中国など、現地企業との合弁で事業を展開している拠点や、生命保険事業部門については、ブランド変更は行われません。
まとめ
PCAアセット・マネジメントの社名変更は、プルーデンシャル社の成長戦略における重要な一歩であり、アジア市場での存在感をさらに高めるための取り組みです。今後の同社の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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PCAアセット・マネジメント株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内2-6-1丸の内パークビルディング
- 電話番号
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03-5224-3400