2025年の5月21日から23日まで、横浜のパシフィコ横浜にて開催される「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」。この場で、特に注目されるのが株式会社Final Aimの最高デザイン責任者、横井康秀氏の登壇です。
Final Aimは、2019年に設立され、最新の生成AI技術を駆使したデザイン・知財管理プラットフォーム「Final Design」を提供している企業です。近年、デザイン界ではこの生成AIが注目されており、企業のプロセス変革を促進させる力が評価されています。横井氏は、特に日本のモビリティデザインにおいて、生成AIを用いた事例をもとにリアルな成果や課題を説明します。
横井氏は、デザインの創造的なプロセスを加速するために、AIの利活用とともに、知的財産権の扱いがいかに重要であるかを語る予定です。最近では、ヤマハ発動機や本田技研工業との連携が進み、新しいデザインプロセスを確立しつつあります。これにより、デザイン生成の過程で発生する知財リスクを低減する努力が進められており、業界全体で安心・安全なAIの利用が可能になっています。
公益社団法人自動車技術会は、戦後から続く日本最大級の学術団体で、道路交通に関連する技術や研究の発展に寄与してきました。約47,000名の会員や700社の企業会員を抱え、会毎に異なる課題に対する調査や研究を行い、新たな技術の育成を促しています。この度、横井氏が大会にて行う講演のテーマは『生成AIが変えるデザインプロセスと知的財産権の対応』です。
このテーマには、生成AIの進化に伴い、どのようにデザインが変わりつつあるのか、また知的財産権の管理が如何に重要かという観点が含まれています。AIの進化によってデザインプロセスの高速化が進む一方で、知的財産権の保護はしっかりとした対策が求められています。
また、横井氏は横浜の大会に向けて、『生成AIが変わることで、実際にどのようなデザインが生まれているのか?』『それに伴う知財リスクや、今後の対策はどのようにしていくべきか?』といった視点から具体的なデザイン事例を示し、次世代のデザインプロセスについて提言する予定です。
自動車技術会の春季大会は、技術者や研究者にとっての重要な情報交換の場であり、横井氏の講演はその中でも特に注目される内容となるでしょう。参加を希望される方は、事前登録が必須となりますので、早めの登録をお勧めします。
詳細は、以下のURLより確認できます。
2025年春季大会は、横浜が知の拠点として生まれ変わるきっかけとなるかもしれません。その瞬間を見逃さないよう願っています。