新型Wi-SUNゲートウェイ
2025-10-15 15:53:11

新型Wi-SUNゲートウェイ「Armadillo-IoT」の特徴と展望

新型Wi-SUNゲートウェイ「Armadillo-IoT」の特徴と展望



2025年12月、株式会社アットマークテクノから新たに「Armadillo-IoTゲートウェイ A9E Wi-SUNモデル」が発売される予定です。この製品は、Wi-SUN通信に対応し、エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス(ERAB)システムに最適化されています。ここでは、本製品の特徴や市場での意義について詳しくご紹介します。

背景と市場需要



近年、気候変動やエネルギー資源の不足に対する意識が高まり、再生可能エネルギーの導入が進んでいます。国際的なカーボンニュートラルの目標に応じて、太陽光発電や蓄電池、EVなどが注目されています。それに伴い、エネルギーを効率的に管理し、活用するための新機能を備えたシステムの需要が高まっています。

ERABシステムは、さまざまなエネルギー資源を統合し、相互に連携させることで、エネルギー管理の高度化を進めています。2025年5月からは、対象機器に新たに制定された「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」を満たすことが義務付けられる見込みであり、セキュリティへの配慮がますます求められています。

Armadillo-IoTの特徴



1. Wi-SUN通信技術



新型ゲートウェイは、920MHz帯での長距離通信が可能なWi-SUN通信モジュールを搭載しており、スマートメーターや各種エネルギー機器と直接通信が可能です。これにより、エネルギー利用の最適化が実現します。

2. 多彩な無線通信規格



Armadillo-IoTは、LTE、Ethernet、WLAN、Bluetooth、Threadといった多様な無線通信規格に対応しています。これにより、さまざまなエネルギー機器との接続がスムーズに行えるよう設計されています。

3. 高いセキュリティ基準



本製品は、LinuxベースのOS「Armadillo Base OS」を搭載し、高いセキュリティ基準であるJC-STAR★1に対応可能です。これにより、安全性を確保したまま、様々な電力管理システムへの導入が可能です。

4. クラウドサービスとの連携



「Armadillo Twin」との連携により、IoTゲートウェイの状態を常時監視でき、遠隔操作やOTA(Over the Air update)もサポートされています。これにより、長期にわたる安定運用が可能となります。

販売情報



新型の「Armadillo-IoTゲートウェイ A9E Wi-SUNモデル」は、2025年12月の発売を予定しています。価格は45,500円(税込50,050円)からで、興味のある方は、幕張メッセにおける「Japan IT Week 秋」で実物を確認できます。

まとめ



アットマークテクノの新たな「Armadillo-IoTゲートウェイ」は、電力管理システムに革新をもたらす可能性を秘めています。IoT技術の進化とともに、今後のエネルギー管理のあり方を変える重要なツールとなるでしょう。興味のある方は、公式ウェブサイトや展示会でさらに情報を収集してみてください。


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会社情報

会社名
株式会社アットマークテクノ
住所
北海道札幌市北区北十二条西4丁目1-6松﨑北12条ビル
電話番号
011-299-1501

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