伝説の声優、神谷浩史が語る愛される秘訣
声優業界でその名を知らない人はいないでしょう。神谷浩史、彼は『夏目友人帳』の夏目貴志や、人気アニメ『進撃の巨人』のリヴァイなど数々のキャラクターを演じ、声優アワードではなんと5年連続で最多得票賞を受賞。その実績を引っ提げ、殿堂入りも果たすなど、まさに声優界のレジェンドです。彼が最近、ファッション誌『Oggi』に登場し、仕事に対する姿勢や自身の魅力について語りました。
新たな挑戦に満ちた姿勢
神谷浩史は2007年より放送されたアニメ『モノノ怪』の劇場版新作『劇場版モノノ怪 唐傘』で主演をつとめることが注目を集めています。彼自身、この作品を「演者の新たな魅力を引き出す力がある」と称賛しており、視聴者に新たな体験を提供できることに期待を寄せています。彼はこの業界での活躍を通じて、常に進化を続けるための姿勢を大切にしているようです。
神谷さんは、アニメの進化により、声優に求められる演技のスタイルが変わってきたと指摘。特に「引き算の芝居」が求められることが多くなってきたと述べています。これは、キャラクターの感情を絵からより効果的に引き出すための技術であると彼は説明しました。
彼が共演した若手声優、黒沢ともよさんと悠木 碧さんの実力についても称賛の言葉があり、彼女たちがこの新しい演技スタイルを巧みに表現できる存在であると高く評価しています。神谷さん自身も、「今更ながら引き算のアプローチをしているが、本当に難しい」とその複雑さを実感しているそうです。
謙虚さが生む愛されるコミュニケーション
神谷浩史は、自身の新人時代を振り返ると、少し恥ずかしい思い出があるようです。「痛々しい10代の新人だった」と自嘲しながらも、当時から現場で“ぼやく”ことが多かったと振り返ります。その“ぼやき”は、愚痴をこぼすためではなく、「自分自身を理解してもらうため」と言います。「神谷浩史という人間を知ってもらうことで、仕事がしやすくなるんです」との言葉には、彼のコミュニケーション術があるようです。
この独自のアプローチが、彼が多くの人々から愛される理由の一つなのかもしれません。
新作映画に向けた想い
『劇場版モノノ怪 唐傘』についてのインタビューでも、神谷さんは多くの魅力を語りました。作品を通じて、自身の演技やキャラクターへのアプローチについての気づきも得られるそう。また、彼が意識する働く上での重要なポイントや、働くことの意味についても触れており、多くの読者に響くメッセージが含まれています。
さらに、神谷さんの最新のスタイルを披露したシックなカジュアルコーデの撮影カットも注目の的。大人の色気を感じさせるその姿は、一見の価値があります。
9月号の『Oggi』は、ぜひチェックしておきたい一冊です!
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