医療的ケアを必要とする子どもたちへの特別な取り組み
2025年11月10日、金沢21世紀美術館で「金沢へおでかけプロジェクト」が開催されます。このイベントは、医療的ケアを必要とする子どもとその家族向けに特別に設けられたファミリーフォトイベントです。参加者はプロのメイクアップアーティストやフォトグラファーとともに、特別なひとときを楽しむことができます。
イベント概要
「金沢へおでかけプロジェクト」は、全国的に活動している「東京おでかけプロジェクト」の一環で、医療的ケアを必要とする方々が安心して楽しめるおでかけ体験を提供しています。今年も、金沢21世紀美術館の美しいスペースを借りて、家族全員が主役になれる特別な時間を用意しています。
対象者
本イベントは、病気や障害を抱えるご家庭だけでなく、能登半島地震で支援活動を行っている医療従事者とその家族も対象です。過去に参加された方々からは、心温まる思い出をたくさん生まれてきました。
医療的ケア児の現状
日本では、医療技術の進歩に伴い、医療的ケアを受ける子どもたちが増加しています。こうしたお子さんたちは、呼吸器などの医療機器を装着していることから、外出時に周囲の目を気にすることが多く、また、家族全員が心身ともに疲労してしまうこともあります。
そのため、家族で安心しておでかけできる場所の存在が求められています。このプロジェクトは、そんな家族のニーズに応える形で、楽しい思い出作りをサポートしています。
特別なファミリーフォト
フォトグラファーの吉澤健太氏とメイクアップアーティストの山本麻未氏が協力し、普段は撮影できないような限定された環境でのファミリーフォトを実施します。美術館の静かな空間で、リラックスしながら自然な表情を捉えられるのが特徴です。家族全員が主役となり、一生の宝物となる写真を手に入れることができます。
参加の経緯と意義
このプロジェクトは、参加者が不安を抱かずに過ごせる場を提供することに大きな意義があります。多くのご家族の実状に触れ、医療的ケアがあるお子さんとの外出が難しい現実を知り、少しでも笑顔を増やすお手伝いができればという思いで取り組んでいます。
今回のイベントを通じて、参加者同士の交流も広がることでしょう。新たな出会いや思い出作りが、この特別なひとときを心温まるものにしてくれることを願っています。
今後の活動
「東京おでかけプロジェクト」では、今後もこのような取り組みを広げ、全国の医療的ケア児を抱える家族に、新しい体験の場を提供していく計画です。おでかけがより楽しく、安心できる環境づくりを進めていきます。
気軽に外出できる街づくりを共に進めていけたらと思います。参加希望の方は、ぜひ今後の活動をチェックしてください。