ルーヴル美術館×ロレアル、美の探求プログラム始動！1万年の歴史を巡る革新的体験

ルーヴル美術館とロレアルが贈る、美の壮大な物語

世界的な化粧品メーカーであるロレアルグループと、世界屈指の美術館であるルーヴル美術館が、共同で画期的な鑑賞プログラム「De toutes beautés（あらゆる美において）」を発表しました。2024年11月13日より開始されるこのプログラムは、1万年以上におよぶ歴史を彩ってきた芸術作品を通して、美の概念を探求する、他に類を見ない体験を提供します。

1万年の美の変遷を巡る旅

本プログラムでは、厳選された108点の作品が展示され、来場者は時代や文化を超えた美の多様性を体感できます。古代文明の理想的な美から現代社会における美の概念まで、多角的な視点から美を考察する機会が提供されます。展示作品には、ネフェルティティが愛した化粧品や、古代ギリシャの理想美を体現する彫刻など、歴史的にも重要な作品が含まれています。

没入型体験を可能にする専用アプリ

より深い鑑賞体験を提供するため、QRコードからアクセスできる専用アプリが開発されました。このアプリには、各作品に関する詳細な解説や音声ガイドが収録されており、まるで作品が語りかけてくるかのような、没入感の高い体験を味わうことができます。音声ガイドでは、ネフェルティティが自身の化粧品について語るなど、作品に新たな命が吹き込まれます。アプリは美術館外でも利用可能なので、展示を後から振り返ることもできます。

ルーヴル美術館館長とロレアルCEOからのメッセージ

ルーヴル美術館館長ローランス・デ・カル氏は、このプログラムが来場者に新たな視点を与え、ルーヴル美術館の所蔵作品をより深く理解する機会を提供すると述べています。ロレアルグループCEOニコラ・イエロニムス氏は、美を世界に届けるという企業理念に基づき、このプロジェクトが実現したと語っています。両者は、このプログラムが美の多様性を示すだけでなく、現代社会における重要な課題にも取り組むものと期待を寄せています。

未来への展望：若年層へのアプローチとウェブコンテンツ

本プログラムは、若年層を含む幅広い世代の来場者を引き込む工夫が凝らされています。美術館での体験に加え、2025年初頭には、ルーヴル美術館とロレアルが共同制作したウェブコンテンツシリーズが配信予定です。このシリーズでは、若者たちの視点を通して、象徴的な作品の魅力を掘り下げていきます。

ロレアルとルーヴル美術館：美への共鳴

115年の歴史を持つロレアルグループは、常に美の探求を続け、人々が美に触れられる機会を創出することに尽力してきました。1793年の開館以来、ルーヴル美術館は芸術と歴史を共有する場として、人々にインスピレーションと知識を与え続けてきました。この両者のパートナーシップは、歴史と現代が交わる、新たな美の創造へと繋がっています。