新たな膵臓がん早期発見法、東京での研究成果発表
2026年7月15日から17日、東京で開催された第81回日本消化器外科学会総会において、株式会社セルクラウドと順天堂大学肝胆膵外科が行った共同研究の成果が注目を集めました。この研究では、マイクロCTC検査を使用し、これまで難しいとされていた早期膵臓がんの検出可能性が示されました。
研究背景
膵臓がんは日本において増加傾向にあり、特に自覚症状が乏しく「サイレントキラー」と称されています。診断時には多くのケースで病状がすでに進行しており、早期発見が非常に重要です。これまで一般的な腫瘍マーカーである「CA19-9」は、早期の膵臓がんでは陽性が出にくいため、その発見が難しいという問題が指摘されています。
マイクロCTC検査の重要性
マイクロCTC検査とは、血液中に流れるがん細胞(巡回腫瘍細胞、CTC)を検出する方法で、液体生検としての手法です。これにより、がんがまだ小さい段階でもその存在を捕えることが期待されています。しかし、これまでの研究では特にStage0/1の膵臓がんにおけるCTCの検出は困難とされてきました。
共同研究の成果
今回の成果においては、Stage0/1段階の膵臓がんにおけるCTCの検出率が大幅に向上し、従来の認識を覆す結果が示されました。このことは、従来の方法では難しかった膵臓がんの早期発見に新たな道を開くものと評価されています。具体的には、従来の腫瘍マーカーだけでは見つけにくい早期の膵臓がんが、血液中のCTCによって捉えられる可能性が高まったのです。
セルクラウドの今後の展望
セルクラウドはこの研究結果をもとに、がんの早期発見に向けた研究・開発を今後も進めていくとしています。特に、マイクロCTC検査は全身の固形がんに対しても利用可能で、事前の食事制限も不要、1回の採血で行える手軽さが特徴です。現在、日本ではがんに罹患する人が増加しており、40歳以上では約4割ががんで亡くなっています。この現実を踏まえ、セルクラウドはがんの不安を軽減し、多くの人々の健康を守るために努力を続けています。
まとめ
膵臓がんの早期発見はがん治療の成功に直結する重要な要素です。セルクラウドと順天堂大学の共同研究によって、新たなCTC検査の可能性が示され、今後のがん診断技術に革命をもたらすことが期待されます。がんの不安を取り除くため、さらに多くの人々にこの検査が行き渡ることが求められています。
詳しくは
マイクロCTC検査のウェブサイトをご覧ください。