在宅避難と備蓄術
2024-07-25 10:52:58

防災の日に考える、在宅避難と紙モノ備蓄術の重要性

防災意識が高まる時代での「在宅避難」への理解



9月1日は「防災の日」。この日をきっかけに、防災への意識が高まっているのを感じている方も多いのではないでしょうか。特に、今年の防災意識調査では58.8%の方が「防災意識が高まった」と答え、92.5%が「災害時に在宅避難を考えたい」とする結果が出ました。この背景には、令和6年に発生した能登半島地震や政府の避難生活に関する検討会での議論が影響しています。多くの方が在宅避難という新たな選択肢を考えるようになっています。

紙モノ備蓄術の重要性



在宅避難には、日常生活で使える備蓄が求められます。そのなかで注目されているのが、日用品として欠かせない“紙モノ”の備蓄です。NPO法人プラス・アーツの防災スペシャリスト、小倉丈佳さんは、災害時に重要な日用品として「トイレットペーパー」「ティシュー」「からだふきウエットシート」を挙げています。これらは日常的に使用するもので、特に断水時には水を使わずに衛生を保つために役立ちます。

現在の備蓄状況と推奨量



調査結果によると、防災専門家は紙モノの備蓄量を「1カ月分」と推奨していますが、実際に1カ月分以上備蓄している人はわずか18.2%にとどまっています。それに対し、「2〜3日分」または「1週間分」を備蓄している方が多いという結果が出ています。小倉さんは、特に避難所が不足する首都圏等では、自宅で1カ月分の備蓄を準備することが肝要だと強調しています。

日用品ジャンルでのトップ備蓄品



日用品の備蓄においては、「トイレットペーパー」が82.7%でトップ。2位には「ティシュー」が続き、3位には「マスク」がランクインしました。災害時の環境では、衛生を保つことが最も重要です。家族3人(成人男性+成人女性+小学生)を想定すると、トイレットペーパーは12ロール、からだふきウエットシートは約30枚の備蓄が理想です。

在宅避難と効果的な備蓄方法



「在宅避難」においては、日用品がどれだけ備蓄されているかが生活の質を左右します。小倉さんおすすめの「ローリングストック法」は、古いものから消費しながら新たに補充する方法で、常に新鮮な備蓄が実現できます。この方法を取り入れることで、特に消費期限のあるアイテムでも無駄が生じません。

適切な備蓄品の選び方



防災時には、特別なアイテムだけでなく、日常的に使用するものでかつ用途が広いものを選ぶことが大切です。おすすめの紙モノ備蓄アイテムとしては、介護用のウエットシートや使い捨ての紙おむつなども考慮に入れるべきです。また、家庭内でも紙モノの保管場所を分散しておくことで、万が一の災害時に取り出しやすくなります。

最後に



「防災は日常から」。この意識を持つことが、防災備蓄を効果的に行うカギとなります。物資が手に入りにくい状況に備え、普段から少し多めに備蓄を行い、特に衛生面に重きを置いたアイテムを選ぶことが推奨されます。災害が起きたとき、好きなアイテムや良いものが家庭にあることで、精神的にも助けになります。少しでも快適に避難生活を送るために、今から備えを始めてみませんか?


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

会社情報

会社名
大王製紙株式会社
住所
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 防災意識 プラス・アーツ 小倉丈佳

Wiki3: 防災意識 プラス・アーツ 小倉丈佳

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。