日台マーケティング提携
2024-09-18 15:09:51

博報堂DYと麻布データテクノロジー、日台ビジネスを強化へ向けた協力関係を構築

博報堂DYホールディングスと麻布データテクノロジーが戦略的提携



株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)は、台湾に本拠を構える麻布データテクノロジーと戦略的パートナーシップを結びました。この提携は、台湾の購買データを駆使し、日台間のクロスボーダーマーケティングソリューションの開発を目指しています。麻布データテクノロジーは、累計30億件以上のレシートデータを所有し、そのデータを基に消費者分析を行っています。

台湾からのインバウンド需要



2024年の年初から3月にかけて、台湾から日本への訪問者数は147万人を超え、2019年と比較して24.3%の増加を見せました。観光庁の調査によれば、2023年の台湾からの消費額は過去最高の7,835億円に達し、インバウンド需要が急激に增しています。こうした状況は、日本企業がアジア市場に進出するための重要な舞台となっています。

提携の目的



博報堂DYホールディングスは、麻布データテクノロジーとの協力を通じて、日本企業が台湾市場において売上を拡大したり、新たに参入したりするための支援を行うことを目指しています。麻布データテクノロジーは、携帯電話アプリ等を活用し、消費者行動データの分析を行い、企業が市場の機会をしっかりと掴めるようサポートしています。

マーケティングソリューションの発展



この提携により、博報堂のマーケティング・テクノロジー・センター(MTC)は、台湾におけるビッグデータ分析をさらに精緻化し、マーケティングプランニングを強化します。具体的には、オンライン及びオフラインの購買データを活用し、消費者インサイトの導出、競合分析、メディアプランニングを行うことで、企業が台湾市場での確実な戦略を構築できるようにします。

台湾のレシート文化とデータ分析



台湾においては、レシートに記載された二次元コードや番号が宝くじとしても機能しており、これにより消費者はレシートの発行を店舗に求めることが奨励されています。この制度により、店舗は正確な記録を保持し、また消費者も楽しみを持てる一石二鳥の内容となっています。このような文化の中で、麻布データテクノロジーは消費者行動データのリアルタイム分析を行い、その結果を日本企業のマーケティングに役立てています。

結論



日本企業が台湾市場に進出するための道筋が整いつつある中、博報堂DYと麻布データテクノロジーの提携は双方にとって大きな利益をもたらすと期待されています。この提携により、両国間でのビジネスチャンスが一層拡大することでしょう。


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会社情報

会社名
博報堂DYホールディングス
住所
東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111

トピックス(経済)

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