中島岳志氏が語る「死者と共に生きること」
一般財団法人ハヤチネンダが設立5周年を記念して、政治学者である中島岳志氏を招いたオンライン講演会「死者と共に生きること」が2024年12月8日に開催されます。この講演は、生命と自然の物語を再構築することをテーマに、死者との関わり方について考察する貴重な機会です。
イベントの詳細
この記念講演は、Zoomを通じて14:00からスタートする予定です。参加は無料で、事前の申し込みが必要です。さらに、講演後には「放課後部活」として対話の時間も設けられています。参加方法については、Peatixのイベントページから申し込みが可能です。
中島岳志氏の視点
中島氏は、「死者の民主主義」という独自の視点から長年議論を展開してきました。本講演では「死者の声を聞くとは」「死者と出会いなおすとは」というテーマが取り上げられます。また、自然の権利を認める事例を基に、政治や社会の新たな展望についても触れられるでしょう。
中島氏は1975年に大阪で生まれ、京都大学大学院で地域研究の博士号を取得しました。著書には『ナショナリズムと宗教』『保守と立憲』など、幅広いテーマにわたる作品があります。
ハヤチネンダの活動
ハヤチネンダは、森の手入れやオンラインでの集まりを通じて、人間以外の命との関わりを考える活動を行っています。これらの活動を通じて、参加者が自身の死生観を深め、死者との共生を見つめる機会を提供しています。特に注目すべきは「いのちを還す森」というプロジェクトで、仲間たちと共に森を育み、埋葬の文化を新たに築く試みです。
このプロジェクトの中身は、従来の墓の概念を見直すことで、生と死をより良く織り成す地域社会の形成を目指しています。広葉樹に囲まれた「いのちを還す森」では、コナラやカエデなど、多様な生命が共存する場を提供しています。
申し込み方法と問い合わせ先
参加希望者は、Peatixのイベントページから申し込むことが必須です。講演会に関する問い合わせは、遠野市のハヤチネンダ遠野オフィスまたは東京オフィスまでご連絡ください。
この講演が、死生観について深く考える良い機会となることは間違いありません。ぜひご参加ください!