桃谷順天館、歴史と革新を紡ぐ特設コーナーを展開

桃谷順天館、老舗企業特設コーナーでの展示が決定

大阪市中央区に本社を置く株式会社桃谷順天館は、創業140周年を迎え、2025年9月から始まる大阪企業家ミュージアムの特設コーナーにおいて、第一社目の展示企業として選出されました。このコーナーのテーマは「老舗企業の伝統と革新－挑戦の歴史と今、次代への躍進－」。展示期間は2025年9月16日から12月13日までで、数多くの来場者にその歴史的な挑戦の軌跡を伝える機会となるでしょう。

桃谷順天館の歩み

桃谷順天館は、1885年に創業し、創業当初から「美」と「健康」を追求してきた化粧品メーカーです。設立者の桃谷政次郎は、にきびに悩む妻のために開発した「美顔水」から企業の礎を築きました。以来、常に時代のニーズに応える商品を送り出しながら、製品開発に力を注ぎ続けています。

この特設コーナーでは、桃谷順天館の歴史を6つのカテゴリーに分けて紹介します。
1. 創業者・桃谷政次郎の生い立ち: 彼の少年時代や、化粧品の世界に足を踏み入れるきっかけを掘り下げます。
2. 下積み時代: 創業に至るまでの苦労や成長の過程を紹介。
3. 起業のきっかけ: 苦難を乗り越え、ビジネスを始めた理由や背景。
4. 発展の契機: 特にヒット商品が誕生する瞬間の重要性を解説。
5. 経営危機と克服: 経営上の危機に直面しながらもその局面をどう乗り越えたのか。
6. 更なるイノベーションへの挑戦: 現在どのように新たな商品やサービスを提供しているか。

この展示を通じて、参加者は桃谷順天館がどのように伝統や革新を重んじ、また新たな挑戦に挑んでいるかを発見できるでしょう。

講演会も実施

特設コーナーの一環として、2025年9月17日には講演会が行われます。「140年、美と健康を追求し続ける『桃谷順天館』の挑戦」というタイトルのもと、桃谷順天館の取り組みを詳しく語る場になります。講師は桃谷順天館の桃谷総合文化研究所所長、杉野哲造氏です。この講演では、大阪・関西万博への対応や異業種との連携についても触れられる予定で、参加者には新たな視点を持って帰っていただけるでしょう。