2023年の盛夏、東京で開催された「SNOWFLAKE WORLD TOUR」では、最新のデータ活用のトレンドとテクノロジーが紹介されました。このイベントでは、約1000席を超える会場が満席となり、オンライン配信やサテライト会場からの中継も実施され、多くの参加者が集結しました。
主催者の東條英俊社長執行役員は、感謝の意を表すと同時に、今年特に注力している国内の顧客による24の事例発表を紹介しました。また、パートナー企業の展示やセッションの重要性にも触れ、参加者の関心を引きました。イベントのハイライトとして、新たにCEOに就任したスリダール・ラマスワミ氏が登壇し、データコラボレーションとデータ共有がAIデータクラウドにおけるSnowflakeの強みであると解説しました。
特に注目を浴びたのは、Snowflakeが提供する製品の更新や、2400を超えるデータプロダクトがSnowflakeマーケットプレイスで利用可能であるという点でした。これにより、グローバルな顧客事例も紹介され、取引先のデータ戦略の新たな方向性が示されました。
プロダクトEVPのクリスチャン・クレナマン氏は、データの取り込み、変換、観察に関する製品動向を解説し、開発フレームワーク「Snowpark」が利用されている割合が50%に達していると報告しました。SnowparkはSparkに比べてパフォーマンスを4.6倍向上させ、コストを35%も削減できる技術として、参加者からの関心を集めました。
また、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社や三井住友カード株式会社、株式会社JERAの各社が事例を紹介し、スピードやセキュリティ、コスト面での優位性について実体験を交えたディスカッションを行いました。これにより、Snowflakeの実用性と業界での位置付けが改めて強調された瞬間でした。
さらに、同日にはSridhar Ramaswamy CEOとのラウンドテーブルも設けられました。このセッションでは、東條社長執行役員とのパネルディスカッション形式で、データプラットフォームに関する戦略性や今後の展望について語られました。メディアに向けたこの機会で、SnowflakeのAIデータプラットフォームが企業運営においてどのように役立つかを深く探求しました。
SnowflakeのAIデータクラウドは、数百社を超える企業で利用されており、このシンプルで信頼性の高いプラットフォームは、データ共有を通じたビジネスの強化に寄与することを目指しています。今後のエンタープライズAIの発展に向け、Snowflakeは一層の深化を図ることでしょう。公式サイト(snowflake.com/ja/)では、最新情報が提供されています。