宝仙学園の校長が語る「理数インター」の創設と教育の未来

教育の新たな扉を開く「理数インター」

宝仙学園中学校・高校の校長、富士晴英さんがTBSラジオ番組『嶌信彦人生百景「志の人たち」』に出演し、同校の新たな取り組み「理数インター」について語りました。本記事では、富士校長の情熱と教育観に迫ります。

理数インターの背景

宝仙学園は幼稚園から大学までを持つ総合学園であり、その中で中学・高校に共学部理数インターを設置しました。この動きは、昨年4月に順天堂大学の系属校となったことを受けたものであり、医大との協定締結があった背景について富士校長は詳しく説明しました。最近では、医学部を有する大学と都内の私立中高一貫校との連携が進む中、宝仙学園はその先駆けとして位置づけています。

“正解のない学び”を求めて

「理数インター」は、単なる学問だけでなく、生徒たちの人間的成長にも注力しています。富士校長は、自己肯定感を高めることの重要性を強調し、生徒が自らの考えや意見を持ち寄ることができる環境づくりに力を入れていると語りました。

この「正解のない学び」は、生徒に試行錯誤の楽しさを教えるものであり、答えが一つではない問題に対して主体的に考える力を育てることを目的としています。学校の授業のみならず、日常生活の中での体験も大切にする姿勢が見受けられます。

人間的魅力を引き出す学校づくり

さらに、富士校長は「人間的魅力のある学校づくり」を目指すために教員陣の指導法も見直していることを明かしました。生徒一人ひとりが持つ才能を引き出すことができるような指導法を整え、教師と生徒との信頼関係を築く努力も怠りません。富士校長自身が情熱を持ってこの教育理念を実現しようとしており、その姿勢は多くの関係者に影響を与えています。