OpenSUSI、東海理化、九州大学が半導体人材育成で協力!

OpenSUSIと東海理化、九州大学が手を組む

2023年9月17日、一般社団法人OpenSUSI、株式会社東海理化電機製作所、国立大学法人九州大学の三者が、相互提携に関する覚書を締結しました。この協定は、オープンソースの半導体設計および製造に関する国内エコシステムの拡大と次世代の半導体人材育成を目的としています。具体的には、半導体産業における持続可能な成長を実現するための基盤を強化し、若者たちに必要な技術や知識を提供することを狙いとしています。

記者会見の様子

提携の背景

半導体は現代のテクノロジーの根幹であり、自動運転車やAI、IoTデバイスに至るまで、私たちの生活に不可欠な存在です。しかし、日本における半導体業界は長年にわたって厳しい状況が続いており、次世代を担う人材の育成が急務とされています。今回の提携によって、企業、大学、研究機関が一体となり、オープンソース思想を取り入れた形で半導体設計や製造の教育を進めることができるようになります。

期待される効果

新たな覚書に基づく取り組みでは、オープンソース技術の活用や、半導体関連の教育プログラムの実施が計画されています。これにより、学生たちは最新の技術を習得し、業界において競争力のあるスキルを身に付けることが期待されます。さらに、協力機関間での情報共有や技術協力により、半導体エコシステム全体の活性化も見込まれています。

半導体ハンズオンセミナー

この提携に基づいた具体的な取り組みの一環として、2025年9月24日と25日に九州大学で「半導体ハンズオンセミナープロジェクト」が開催される予定です。このセミナーは、九州大学が主催し、株式会社東海理化やOpenSUSIが協力し、講師として業界の第一線で活躍する専門家を招待します。実践的な内容が盛り込まれ、学生や若手エンジニアにとって貴重な学びの場となるでしょう。