20代からの貯金事情:アンケートで見えてきた収入と目的
神奈川県横浜市のデジタルマーケティング会社、株式会社バリューファーストが運営する「ゼニエモン」は、20代以上の男女400人を対象に「貯金額」とその目的に関するアンケートを実施しました。調査期間は2025年8月18日から20日で、有効回答数は400件でした。以下は、その結果と分析です。
年収の実態
まず、調査対象者の年収について見てみると、最も多かったのは「100万円未満」で、これは全体の約3割を占めました。このことから、多くの回答者が中低所得層に集中していることが明らかです。次に多かったのは「300万円台」で71人、「200万円台」が65人、そして「500万円から1,000万円」層は62人でした。一方で、高所得層はわずか4人でした。
貯金額の状況
次に、貯金額についての結果ですが、金融資産を持たないと答えた人は17人と少数派でしたが、100万円未満の貯金層は134人に達し、全体の3分の1を超えています。一方、「101〜300万円」と把握している人が77人で最多でしたが、501〜999万円も63人、1,000万円以上に至っては44人が存在したことから、高額貯蓄層も存在することがわかります。
毎月の貯金習慣
調査結果から、約70%の289人が「毎月貯金している」と回答し、計画的な貯金を行っている人が多いことが示されました。しかし、逆に約4人に1人は必ずしも毎月の貯金を行っていないとしています。
貯金の目的
貯金の目的に関しては、圧倒的に多くの58%が「老後資金」と応えています。また、子どもの教育費や不測の事態への備え、さらにマイホーム購入や旅行などのライフスタイル志向も見受けられました。これにより、安心と安定を求める意識が広がっていることが伺えます。
資産運用の動向
貯金以外で資産を増やす手段として最も多くの人が選んだのは「投資信託」で、97人がその方法を用いています。株式投資が87人、ポイント運用が81人と続いており、少額で始められる手段の人気がうかがえます。ただ、「何もしていない」とした人は132人でした。
まとめ
今回のアンケートは、年収、貯金額及びその目的に関し、多くの示唆を与えてくれました。全体として見て取れるのは、将来に対する漠然とした不安から、貯金を行い、生活の安定を図る傾向にあります。また、投資信託をはじめとした資産運用に対する興味も高まりつつありますが、依然として「預貯金中心」や運用未経験者も多いというデータにも注目が集まります。
これからも「ゼニエモン」では、貯金に関するさまざまなデータや情報を逐一更新し、皆様の資金管理に役立てる内容を提供していく予定です。