洋上風力発電推進に向けた船舶確保のための議論が始まりました
2023年3月28日、国土交通省は、洋上風力発電の推進に向けた船舶確保の議論を開始するための「洋上風力関係船舶確保のあり方に関する検討会」を開催します。この会議は、洋上風力発電の導入拡大に伴う多様な課題に対処するためのもので、関係者との協力を深めることを目指しています。
この検討会では、洋上風力発電の設置や維持管理に必要な様々な船舶の性能や需要見通しが議論されます。具体的には、重量物の運搬、風車の搭載、アンカーの設置、電力ケーブルの敷設、作業員や資機材の輸送といった役割を果たす船舶が求められています。特に、日本の海域特性や今後の業界の動向を踏まえた運用が必要とされています。
浮体式洋上風力発電を支えるための船舶確保に関する議論は、昨年に設置された官民フォーラムに基づいて進められています。このフォーラムでは、海上施工に関する具体的な施策や取り組みの方針について議論が行われてきました。本検討会は、その成果を具体的な形にするための重要なステップです。
1. 日時と場所
検討会は2023年3月28日、東京・港区赤坂のAP赤坂グリーンクロス Dルームで行われます。ウェブ参加も可能で、参加者は15時から17時までの間に議論に参加することができます。
2. 主な議題
会の議題には、我が国の洋上風力を取り巻く環境、今後の事業計画、需要見通し調査の方針などが含まれています。さらに、産業界の状況も踏まえた議論が展開されるでしょう。
3. 取材情報
報道関係者は冒頭の撮影が可能で、参加希望者は事前に登録を行なってください。検討会の資料と要約は、後日国土交通省のウェブサイトで公開される予定です。
浮体式洋上風力発電は、再生可能エネルギーの一環として、環境への配慮やエネルギーの自給自足を推進する重要な役割を担っています。国土交通省の主導の下、船舶の確保に関する検討が進むことで、我が国の洋上風力の発展に寄与することを期待したいです。開催された検討会の成果が、今後の海上施工の質を高め、持続可能な発展へとつながることを願っています。