医薬品上市のウェビナー
2026-07-28 11:32:46

医薬品の上市に向けた知識を深めるウェビナーが開催されました

Japan PBSSが提供するウェビナー「Market Accessとは?」



2026年7月25日に、一般社団法人Japan Pharmaceutical & BioScience Society(Japan PBSS)が主催した第2回ウェビナー「Market Accessとは?」が、約100名の参加者を迎えて開催されました。このウェビナーでは、アメリカ国内における医薬品の上市に関する重要な知識と準備について、加藤愛子氏(RykoTECH CEO、Japan PBSSリーダーシップチームメンバー)が講師を務めました。

ウェビナーの概要



このイベントでは、医薬品のFDA承認後から患者へ届くまでのマーケットアクセスの全体像が解説されました。具体的には、米国市場におけるステークホルダーの役割や保険制度、患者が治療を受けるまでの複雑なプロセスについて、実例を交えて説明されました。

講演内容のハイライト



  • - FDA承認は出発点: 加藤氏は、FDAの承認は医薬品の患者アクセスのスタートに過ぎないと強調しました。承認後には、適切なコード取得、保険者との交渉、価格設定などが必要になります。

  • - 多様なステークホルダーの関与: 民間保険会社やMedicare、Medicaid、医療機関など、さまざまなステークホルダーが医薬品の採用に影響を与えます。ここでは、臨床データだけでなく、経済性データも重要とされます。

  • - 患者が治療に到達するまでの障壁: 患者が医療を受けるためには、医療機関のネットワーク確認や専門医の受診、事前承認などの複数のステップを確認する必要があり、製薬企業にはこれらの障壁を意識したアクセス設計が求められます。

  • - 保険償還戦略の重要性: 「Coding、Coverage、Payment」の観点から、適切なコードの取得や保険給付対象を見据えた戦略が必須です。これにはPBMとの価格交渉も含まれ、米国市場への浸透に大きな影響を与えます。

  • - マーケットアクセスは開発初期からの準備が必要: 開発初期の段階からマーケットアクセスについての検討が行われなければ、上市時点での準備が不足します。

医薬品開発とマーケットアクセスの統合



加藤氏は、医薬品開発と商業化を切り離さず、一貫したストーリーとして設計する必要性を強調しました。これにより、治療提供がスムーズに進むことが期待されます。この考え方は大手製薬企業に限らず、スタートアップやアカデミアのプロジェクトにも当てはまります。特に、臨床試験のエンドポイントや収集データの設計が、保険償還や事業価値への影響を持つことが示されました。

Japan PBSSは今後も、創薬やバイオサイエンスにおける実践知見を提供し、さまざまな立場の参加者が学び合う場を創出していきます。

次回イベントのご案内



  • - 対面イベント: 2026年8月22日(土)10:00-17:00、東京で「Bench to Bell, and Beyond」をテーマに開催。詳細はこちら

  • - ウェビナー: 2026年10月24日(土)8:00-9:00、講師にProfessor Alexander Kabanovを迎え、「Polyoxazolines for Delivery of Small Molecules and Nucleic Acids」についての講演を実施。詳細はこちら


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一般社団法人Japan Pharmaceutical & BioScience Society
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