株式会社ハヤト・インフォメーションが「どこね」を進化させる
新たな受信機で可能になる選択肢
株式会社ハヤト・インフォメーションが展開する室内位置情報システム「どこね」が、受信機の構成に革新をもたらしました。従来は専用の受信機が必要でしたが、これを刷新し、今後は市販されている汎用通信モジュールを利用できるようになります。この変更により、受信機の導入コストが大幅に抑えられます。
使用される汎用モジュール
具体的には、Nordic Semiconductor社が提供するnRF52840を搭載した「MDBT50Q」など、低価格でありながら高機能なモジュールが候補として挙げられています。これにより、受信機一台あたりのコストを従来の専用機と比べてかなり削減することが期待されます。
BLEメッシュ通信の導入
さらに、この汎用モジュールをBLEメッシュノードとして使用することで、BLE Long Range(LE Coded PHY)による通信も実現しました。条件が良い状況下では、ノード間で約50メートルの通信が可能で、最大8ホップのリレーにより理論上は約400メートルの範囲をカバーできます。この拡張性は、多くの大規模施設にとって大きなメリットです。
生まれる新たな選択肢
なぜこの変更が重要なのでしょうか。それは、特に大規模施設や段階的な拡張を考えている業界にとって、受信機数が増えることで発生していた追加の機材費用を軽減できるからです。また、ネットワーク配線の負担も軽減されるため、その点でも導入しやすくなります。
「どこね」は、導入コストの面だけでなく、ネットワーク工事や設置の手間を軽減することで、多台数・多拠点の展開を円滑に進めることができます。品質やサポートを重視するニーズにも対応する一方で、コストを重視した方式を選ぶことも可能です。
導入のメリット
新しい受信機方式は数多くのメリットをもたらします。まず、受信機のコストを大幅に削減できるため、予算の制約があった施設でも導入が現実的になります。また、必要に応じて専用受信機と汎用モジュールを使い分けることができるため、ニーズに応じた最適な選択が可能です。さらには、配線が不要に近づくことで、設置ハードルも大幅に下がります。
すでに「どこね」を利用しているユーザーには、新方式へのアップグレードが提供される予定です。これにより、運用を止めずに機器の追加や置き換えができ、広域化やコスト削減の現実的な道筋ができるでしょう。
未来の展望
株式会社ハヤト・インフォメーションは、2026年6月に新しいシステムの提供を開始する予定です。現在、導入パートナーや実証実験に協力してくれる企業を募集中です。新しい現場における活用が期待されており、これからの技術革新には目が離せません。
まとめ
受信機コストの減少はこれまで「台数が多すぎて導入できなかった」と思っていた中小規模の施設にとっても、選択肢を広げる大きな基盤となります。今後、ますます多様化するニーズに応じて進化を続ける「どこね」にご期待ください。