フェリシモ『おそろい短歌賞』:現代短歌でつむぐ、若者たちの共感
株式会社フェリシモが運営するウェブメディア「このごろ」を運営する「次世代、暮らしの探求所」のプロジェクトとして発足した「フェリシモことば部」が主催する『おそろい短歌賞』の受賞作品が、11月11日11時11分に発表されました。
本賞は、フェリシモが制定した「おそろいの日」を機に企画されたもので、現代短歌という若者世代で注目を集める文化を通して、“おそろい”をテーマにした短歌作品を募集しました。20代234名から寄せられた828首という多くの応募作品の中から、歌人の岡野大嗣さんによる厳正な審査を経て、金賞1名、銀賞2名、銅賞3名の計6作品が選ばれました。
受賞作品と審査員のコメント
受賞作品は、日常の些細な出来事や、友人、恋人、家族との温かい触れ合いなど、多様な「おそろい」の情景を繊細かつ力強く表現しています。それぞれの作品には、岡野大嗣さんによる講評が添えられており、作品の魅力や作者の表現力への理解を深めることができます。
特に金賞作品である「絆創膏がすぐに出なくてその代わりに似たような傷を教えてくれた(薄暑なつ)」は、日常の小さな出来事を通して共感を生み出す、現代短歌らしい感性を感じさせる作品として高く評価されました。
副賞:神戸の旅をプレゼント
受賞者には、神戸北野ホテルのペア宿泊券、神戸ポートタワー、フェリシモチョコレートミュージアムの入場券がセットになった豪華な副賞「ふたりの神戸旅セット」が贈呈されます。受賞作品は「フェリシモことば部」のサイトで公開され、11月11日「おそろいの日」には公式Xでも発表されました。
フェリシモことば部:言葉の力で若者世代を応援
「フェリシモことば部」は、言葉の持つ力を活かし、若者世代の心を明るく照らし、人生の支えとなるような活動を行っています。今回の『おそろい短歌賞』はその一環として、現代短歌という表現方法を通して、若者たちが自身の感情や経験を表現し、共有する場を提供することを目指しました。
短歌を通しての自己表現と共感
31文字という短い字数の中に、複雑な感情や情景を凝縮して表現する短歌は、自己表現の手段として、また他者との共感のきっかけとして、近年ますます注目を集めています。今回の『おそろい短歌賞』は、そんな現代短歌の魅力を再確認し、若い世代にその可能性を広げるきっかけとなったと言えるでしょう。
まとめ
『おそろい短歌賞』は、現代短歌という新たな表現方法を通じて、若者世代の感性を示す貴重な機会となりました。受賞作品は、現代社会における人間関係や感情表現を映し出し、多くの共感を呼ぶものとなっています。フェリシモことば部の今後の活動にも期待が高まります。
[参考URL]
結果発表:https://feli.jp/s/pr2411132/1/
募集詳細:https://feli.jp/s/pr2411132/2/
フェリシモことば部サイト:https://feli.jp/s/pr2411132/5/
公式X:@kotobabu_