オリゼ甘味料の展望
2024-07-31 16:43:47

伝統の発酵技術活用、オリゼ甘味料の未来を切り拓く資金調達

伝統の発酵技術活用、オリゼ甘味料の未来を切り拓く



株式会社オリゼ(東京都渋谷区)は、エクイティファイナンスおよびデットファイナンスを通じて、総額4.7億円の資金調達を成功裏に行いました。この資金は、砂糖に代わる米麹由来の「オリゼ甘味料」を使用した発酵食品ブランド「フードコスメORYZAE」の展開を加速し、国内事業の強化を図ることを目的としています。さらに、グローバル展開を視野に入れ、米国市場への進出も計画されています。

資金調達の背景と目的



オリゼ社は日本の伝統的な発酵技術を基に、サステナブルな社会の実現を目指すスタートアップ企業です。2020年より展開されている「フードコスメORYZAE」は、発酵技術と現代ライフスタイルを融合させ、健康的で美味しい食品を提供することを目指しています。このブランドの主力商品である「ORYZAE GRANOLA」は、販売開始から2年で100万食を達成し、楽天のグラノーラランキングで1位を獲得しました。現在、50以上の実店舗でも取り扱われています。

オリゼ社は、2023年1月に2億円の資金調達を行い、2024年3月には栃木県日光市に米麹製造工場を稼働させる予定です。また、同年4月からは宇都宮大学との共同研究を開始し、甘味料の腸内細菌叢や健康効果についての調査を行っていく予定です。今秋には東京中目黒に初の直営店舗「ORYZAE SHOP TOKYO」をオープンさせる計画も進行中です。

米国市場への挑戦



今回の資金調達は、国内事業に加えて海外市場への挑戦を意図しています。2024年6月には米国のSAN-J International Inc.との業務提携に関する基本合意を締結し、米国市場の全発酵食品小売市場に対して新しい甘味料を投入する準備を進めています。この米国の市場は、2020年のデータによると92億米ドル規模とされ、発酵食品の需要は高まっています。

オリゼ甘味料の特性



「オリゼ甘味料」は、米と麹から作られ、自然な甘さとコクのある旨味が特長です。砂糖や添加物を使用せずに、美味しくて健康的な食品を提供することを目指しています。特に、グラノーラだけでなく、甘酒やシロップ、ジャムなどの製品ラインナップを拡充していく予定です。

環境面でも着目されているのが、古米をアップサイクルして利用することができる点です。食品廃棄物を発酵させる取り組みを通して、持続可能な製品を提供しています。

健康志向の高まりと市場のニーズ



発酵食品市場は世界的に成熟しており、特に欧米では砂糖代替甘味料に対する需要が急速に増加しています。2022年の市場調査によれば、砂糖代替甘味料の市場は2029年までに128億ドルに達すると予測されています。そのため、オリゼ甘味料は米国市場でも需要が見込まれており、今後の展開に期待が寄せられています。

今後の展望



オリゼ社のミッションは、「FIVE WIN」という理念のもと、生活者や生産者、環境、伝統、企業成長を考えた価値提供を行うことです。このビジョンを実現すべく、発酵技術を駆使し、さらなるイノベーションを目指していきます。

地球規模での持続可能な発展を促進し、世界中の人々に新たな食文化を届けるための挑戦を続けるオリゼ社。今後、どのような新しい展開が待っているのか、注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社オリゼ
住所
東京都目黒区大橋 2丁目6-12佐藤フラッツ301
電話番号

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