女性研究者が挑む再生医療革命！毛髪・歯の再生治療で世界を変えるオーガンテック

女性研究者が切り開く再生医療の未来：毛髪再生と革新的歯科治療

株式会社オーガンテックは、代表取締役小川美帆氏を筆頭に、世界初の器官再生技術を用いた画期的な医療技術開発に挑む再生医療ベンチャー企業です。2023年1月に社名変更し、新たなスタートを切った同社は、毛髪再生や歯科治療に革命を起こすべく、日々研究開発に励んでいます。

中学時代からの情熱：再生医療との出会い

小川氏の再生医療への情熱は、中学3年生の頃に放映されたクローン羊ドリーの番組がきっかけでした。生命の神秘に触れた小川氏は、研究者への道を志し、東京理科大学に進学。辻孝教授の研究室で歯の再生医療研究に没頭しました。理系の中でも女性が少ない環境でしたが、小川氏は持ち前の努力と情熱で研究を続けました。

大手企業を経て独立：毛髪と歯の再生医療への挑戦

その後、大塚化学ホールディングスに入社し、辻教授が設立したオーガンテクノロジーズに出向。そこで培った経験と技術を活かし、2013年にはオーガンテクノロジーズに正式入社。毛髪再生の事業化に向けて研究開発を推進しました。

毛髪再生：1本から100本へ

オーガンテックが開発した毛髪再生技術は、後頭部から採取した毛包を培養し、増幅させる画期的なものです。この技術により、1本の毛包を50～100倍に増やすことが可能になり、薄毛治療に新たな可能性をもたらします。

歯科治療：次世代インプラント

従来のインプラント治療は、歯周組織がないため、様々な問題を抱えていました。オーガンテックが開発する次世代インプラントは、インプラント周囲に歯周組織を再現。歯の生理機能を完全に再現することで、より自然で快適な治療を実現します。

挫折からの再起：経営者への転身

順風満帆に見えた開発も、2020年に事業停止という大きな壁に直面します。コロナの影響もあり、会社存続の危機に立たされた小川氏でしたが、再生医療への情熱を捨てずに、自ら代表取締役に就任。事業再開に向けて奔走しました。

再生医療の未来へ：新たなパートナーと投資

経営経験のない小川氏でしたが、事業・ファイナンスに精通した近藤嵩氏と出会い、共同代表として事業を再開。さらに、小林製薬株式会社からの出資も受け、2023年1月、新たな体制でオーガンテックは再スタートを切りました。

未来への展望：世界初の再生医療実現へ

小川氏は、経営者兼研究者として、毛髪再生と次世代インプラントの2事業をコアに、再生医療の普及に尽力します。日本初、世界初の再生医療技術の実現を目指し、患者に新たな希望を届けるべく、挑戦を続けています。

会社概要

社名: 株式会社オーガンテック
設立: 2008年4月21日
代表: 代表取締役小川美帆（研究開発担当）、近藤嵩（事業・ファイナンス担当）
住所: 東京都中央区八重洲2-1-1 YANMAR TOKYO 12階
資本金: 10,000,000円
事業内容: 再生医療関連製品の製造・販売、治療用細胞・組織・器官の受託製造、医療機器の製造・販売など
* URL: https://www.organ-tech.jp/