新型大型スキャナ
2017-04-11 03:02:21

テレセントリックレンズ搭載の大型スキャナが図面を電子化

アイメジャー株式会社が新たに開発した大型イメージスキャナ



アイメジャー株式会社は、2017年4月12日より、テレセントリックレンズを採用した「オルソ・スキャナ」を活用した大型図面の電子データ化サービスを開始します。これにより、従来の技術では不可能だった大型図面のスキャンが実現します。

大型図面の電子データ化サービス



新たに提供されるこのスキャニングサービスは、設計や製造業界において非常に価値があります。特に、物理的に大型の図面やドキュメントをデジタル化することが求められている場合、オルソ・スキャナがそのニーズに応えます。このスキャナは、最大で1.8m x 7mのロール紙図面を扱い、精密なスキャンが可能です。

オルソ・スキャナの特長



1. 高素材精度: オルソ・スキャナは、±0.1ミリメートルの寸法精度を実現しています。これにより、大型図面に対するスキャンを複数回行っても、正確な画像接合が可能です。

2. 高解像度と効率: 一度のスキャンで6億画素の画像が生成されるため、詳細な情報を豊富に取得できます。標準的な光学解像度は800ppiに達し、OBJサイズを超える範囲を効率的にスキャンできます。このスキャンは、標準露出モードでわずか10分で完了します。

3. テレセントリックレンズの採用: アイメジャーが独自に開発した短冊状のテレセントリックレンズを使用しており、これによって対象物からの光線を真上に向かって捉えるため、スキャン対象物に対する距離の変動が画像の寸法にほとんど影響しません。これにより、操作が簡単で、トレーニングなしでも高精度な画像生成が実現されます。

スキャニングサービスの背景



従来のスキャナやカメラでは、高解像度と大面積を同時に扱うのが難しいという問題がありました。従来の技術では、複数回にわたって撮影し、接合する際にパースによる画像の歪みが生じていました。しかし、オルソ・スキャナのおかげで、パース問題が回避され、精度高く画像を生成することができます。

展示会情報



この新技術は、4月12日に開催される「第2回名古屋設計・製造ソリューション展」にて実際にデモンストレーションが行われます。アイメジャーブース(第1展示館 13-68)では、オルソ・スキャナがどのように動作するのか、実際のスキャンプロセスを目の当たりにできます。

企業情報



アイメジャー株式会社は1999年に設立され、長野県松本市を拠点とし、特殊イメージスキャナの開発やスキャニングサービスを提供しています。顧客からの問い合わせは、代表電話または電子メールで受け付けています。詳細については、アイメジャーのウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
アイメジャー株式会社
住所
長野県松本市開智2-3-33
電話番号
0263-50-8651

トピックス(IT)

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