3月3日、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで「Reライフフェスティバル2025春」が開催されます。このイベントでは、著名な歌手であり、エッセイストとしても活躍するアグネス・チャンさんが登壇し、「がんと共に生きる支えあう社会へ」というタイトルで講演を行います。主催は朝日新聞社で、公益財団法人日本対がん協会が協賛します。
アグネスさんは、ユニセフ・アジア親善大使、そして日本対がん協会の「ほほえみ大使」として数々の社会貢献活動に取り組んでおり、自身も2007年に乳がんと診断された経験があります。がん検診を受けたことがなかった彼女が、兵庫県芦屋市でのチャリティイベント「リレー・フォー・ライフ」に参加することで自己検診の重要性に気付き、早期発見に成功した体験を共有します。 この講演では、彼女が乳がんの経験を通じて学んだ命の大切さや、日々感謝の気持ちで過ごすことの重要性について語られます。さらに、「生命のたすきを、しっかりとつないでいく」ために行なっている社会貢献活動や寄付の意義についてもお話しされる予定です。
後半には、遺贈寄附推進機構の代表取締役である齋藤弘道氏が登場し、遺贈寄付についての講演が行われます。齋藤氏は、「寄付をすることは、自分の関心がある社会問題に対する1つの選択であり、その影響を後世に残す行為である」と語り、遺贈寄付の普及に向けた取り組みを強調します。
日本対がん協会は、「がんになっても希望を持って暮らせる社会をつくる」という目標の下、がんの早期発見や患者、家族への支援活動を行なっています。アグネスさんは、結果がすぐに見えなくとも、若い世代に未来のための「種」を蒔くことの重要性を認識しています。 この講演会を受けて、参加者にはがんに対する理解を深め、がん患者やその家族を孤立から守る「支えあう社会」を創造するための取り組みを考えるきっかけとなればと願っています。
講演会はロイヤルホールで行われ、定員は500人。時間は10時から11時までで、事前申し込みが必要となっており、多数の応募があった場合は抽選で参加者が決定されます。講演後には、アグネスさんとのフォトセッションも予定されており、参加希望者は早めにブースを訪れる必要があります。
また、「Reライフフェスティバル2025春」では、脚本家の三谷幸喜さんや、人気DJコンビのSAMさん&DJ KOOさんなど、多数の著名なゲストを招き、文化祭のようなイベントが展開されます。開催概要は以下の通りです。
- - 日時:2025年3月3日(月) 9:00~18:00(受付開始 9:00)
- - 会場:ロイヤルパークホテル 東京都中央区日本橋蛎殻町2-1-1
- - 定員:3000人
- - 参加料金:無料
- - 申し込み締切:2025年2月16日(日)23:59
このイベントを通じて、がんの啓発や社会貢献の重要性を多くの人々が共感し、実行に移していくきっかけとなることが期待されます。