持続可能な農業実践を視察!旭市での公開確認会をレポート
2月12日(木)、千葉県の旭市で「公開確認会」が行われ、パルシステム千葉と産直提携を結ぶサンドファーム旭が主催しました。このイベントでは、地域の生産者と消費者が集まり、農作物の栽培履歴や生産基準の確認が行われました。76人が参加し、地域内の資源循環を目指す取り組みについて学びました。
持続可能な農業を実現するサンドファーム旭
サンドファーム旭では、砂地土壌の特性を活かしたハウス栽培に取り組んでおり、化学合成農薬や化学肥料の使用を極力削減しています。この日は、取締役の斉藤雅通さんが農業の理念や栽培の工夫について熱心に説明しました。特に、近年の猛暑に対応するため、高さ5.5mのハウスを導入し、3重ビニールとUVカットフィルムを使用して高温障害を防いでいる点が強調されました。
さらに、一株ごとに日当たりを良くするため、ワイヤー吊りを使用して元気なミニトマトを一年間にわたって収穫する仕組みが説明されました。
環境配慮型の資源循環
公開確認会では、生育不良などを引き起こす害虫対策にも触れられ、ネコブセンチュウの発生を防ぐためにヤシガラを培土に使用しています。使用後は、肥料としてトウモロコシ畑に還元するなど、持続可能な農業を実践しています。また、旭市との連携により耕作放棄地での飼料用米栽培も行い、地域内の養豚場に出荷しながら、豚糞堆肥を水田に還元しています。この「耕畜連携」は20年以上にわたり続けられており、地域内の資源循環型農業のモデルケースとなっています。
参加者の視察と評価
参加者たちはミニトマト栽培の現場を視察し、農薬や肥料の管理状況、栽培記録を実際に確認しました。中には「赤ちゃんのように愛情を注いで育てられたミニトマトの背景に、綿密な生産計画があることを知った」と語る参加者も。監査人の報告では、パルシステム独自の栽培基準がしっかりと守られていることが証明されました。
生産者との信頼関係を深める取り組み
公開確認会では、消費者の零細農家に対する感謝の気持ちも聞かれ、「生産者カードを手にする楽しみが増えた」といった声が上がりました。生産者同士の確認体制が整っていることも確認され、地域の資源を循環させながらの農業の重要性が再認識されました。
今後もパルシステム千葉は、生産者と消費者のつながりを大切にしながら、地域資源の循環を目指した環境配慮型農業を支援していく方針です。地域からの支持を受け、持続可能な農業がますます広がることを期待しています。