2025年3月16日(日)、石川県の能美市にて、「第109回日本陸上競技選手権大会・35km競歩」および「第49回全日本競歩能美大会」が実施されることが決定しました。このイベントは、YouTubeの「TBS陸上ちゃんねる」にてライブ配信され、全国のファンにその模様が届けられます。
この大会は、2025年に東京で開催される世界陸上競技選手権大会の日本代表選考レースとしての重要な位置づけを持っています。特に日本選手権35km競歩においては、優勝者が設定記録を突破すれば、その場で東京2025の日本代表に内定されるチャンスがあります。男子の設定記録は2時間26分、女子は2時間45分となっています。
昨年の全日本35km競歩高畠大会や、日本選手権20km競歩での優勝者、川野将虎選手(旭化成)や山西利和選手(愛知製鋼)のようなトップ選手がこの大会にも出場する予定で、今から熱戦の行方に期待が寄せられています。
主なエントリー選手
日本選手権35km競歩(男子)では、以下の選手がエントリーしています:
- - 丸尾 知司(愛知製鋼):ブダペスト2023世界選手権代表
- - 野田 明宏(自衛隊体育学校):ブダペスト2023世界選手権にて6位入賞
- - 勝木 隼人(自衛隊体育学校):東京2020オリンピック代表
- - 髙橋 和生(ADワークスグループ):パリ2024オリンピック代表
女子の部では、次の選手が参加予定です:
- - 園田 世玲奈(NTN):ブダペスト2023世界選手権代表で7位入賞
- - 渕瀬 真寿美(建装工業):ブダペスト2023世界選手権代表
- - 梅野 倖子(順天堂大):同じくブダペスト代表
さらに、20km競歩ではアジア選手権に出場する代表選手も揃い、注目のレースとなることが予想されます。特に濱西 諒選手(サンベルクス)や柳井 綾音選手(立命館大学)のように、パリ2024オリンピック代表に内定した選手も出場し、ファンを魅了することでしょう。
大会スケジュール
競技は8:00に男子35km競歩のスタートから始まり、続いて女子、さらに高校生や学生のカテゴリーにも展開されていきます。各競技は以下の通り:
- - 08:00:男子35kmWスタート
- - 10:35:高校男子10kmWスタート
- - 11:40:全日本・Asian・学生男子20kmWスタート
- - 11:41:全日本・Asian・学生女子20kmWスタート
- - 13:50:高校女子5kmWスタート
- - 13:51:中学男子・女子3kmWスタート
大会概要に関しては、主催するアジア陸上競技連盟や日本陸上競技連盟、能美市などが関与しており、しっかりとした運営が行われます。特設サイトでは、競技に関する詳細や大切な注意事項も掲載されていますので、参加を予定している皆さんは事前にチェックしておきましょう。
また、大会期間中、能登半島地震への義援金募集も行われており、陸上界全体で被災者を支援する動きも見受けられます。参加者や観戦者もぜひ応援の意を示してほしいものです。
このように、谷間を挟んだ競歩大会は、今後の国際試合への準備とともに、選手たちの熱意を感じられる貴重な機会となるでしょう。ファンの皆さんと共に、その一瞬を楽しむ準備をしましょう!