日本各地に広がる電気自動車(EV)利用者の新たな応援団が立ち上がりました。それが、株式会社電力シェアリングが手掛ける昼充電を促進する「デコ活」ナッジ実証実験です。このプロジェクトは、全国のEVオーナーが集う情報コミュニティ「EVごはん」との協力によって、より多くの人々に昼間の充電を推進することを目的としています。
「デコ活」という名称には、『脱炭素社会』の実現を目指す新しい国民運動としての願いが込められています。具体的には、二酸化炭素(CO₂)削減の観点から脱炭素(Decarbonization)と環境に優しいエコ(Eco)の活動が組み合わさった運動です。この取り組みは、環境省からの委託を受けて実施されています。参加することで、環境への貢献をしつつ、楽しい体験が得られるのです。
「デコ活」の一環として行われる今回のキャンペーンは、「TRY!ランチャージ・キャンペーン」として知られています。このキャンペーンでは、全国の充電スポットにて充電を行い、その近くの飲食店でのランチを楽しむことが推奨されています。充電スポットから徒歩10分以内のレストランやカフェで、11時から14時の間にランチを楽しんだ後、参加者は特別な投稿を行う必要があります。具体的には「EVごはん」WEBサイトやスマホアプリ「おでかけEV」に会員登録し、充電スポットの情報やランチを楽しんだ飲食店名を記載した記事と、その写真を添えて投稿します。
さらに、抽選で「EVごはん」のオリジナルグッズがプレゼントされるほか、先着100名の会員には、アンケートへの回答で1,000円相当のAmazonギフト券も贈呈される特典があります。このように、参加者にとって嬉しいインセンティブが設けられているため、多くのEVオーナーがこの取り組みに参加しやすくなっています。
キャンペーンの実施期間は2024年10月1日から11月30日まで。最終日には23時59分まで投稿が可能です。期間中、各充電スポットで充電し、周辺の飲食店でおいしいランチを味わいながら、環境にも配慮した行動を堪能することが期待されます。
「EVごはん」は、2021年から活動を開始し、EV充電スポットの周辺グルメ情報を集約したコミュニティメディアです。すでに14,000名を超えるEVユーザーが参加しており、国内約600件の充電スポットとその周辺情報を共有しています。また、充電スポット検索アプリとの提携により、より便利な形式で情報を取得できるようにもなっています。
株式会社電力シェアリングは、東京都品川区に本社を置き、代表取締役社長の酒井直樹がその運営を行っています。EVごはんを通じて、「クルマも、おなかも、いっぱいに!」というテーマを掲げ、EVライフをより楽しく、快適にすることを目指しています。
この機会に、EVユーザー同士が交流し、食を通じて地域の魅力を再発見するきっかけを得ることができるこの「デコ活」キャンペーンは、まさに持続可能な未来へ向けた一歩です。参加することで、環境意識の高いライフスタイルを実践しましょう!