Luupが飯能市との業務協力契約を締結し、新サービスを導入

株式会社Luupと「ムーミンに会えるまち、はんのう」プロジェクト推進協議会は、業務協力契約を締結しました。これにより、12月1日より飯能市内でのマイクロモビリティシェア「LUUP」の実証実験を拡大することが決定しました。日本各地で移動課題解決を目指すLuupは、これまでの実績を基に、飯能市の訪問者に新たな交通手段を提供します。

背景と目的

Luupは、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”というミッションを掲げ、2020年から日本各地で電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開しています。特に、ファースト・ラストワンマイルの移動手段を提案し、全ての人が自由に移動できる未来を目指しています。この度の業務協力契約は、飯能市の観光地へのアクセスを改善し、地域の活性化を図るための重要なステップと位置づけられています。

「ムーミンに会えるまち、はんのう」プロジェクト推進協議会は飯能市を拠点とし、地元の美しい自然景観や観光スポットへのアクセスを向上させることを目指しています。これまでにも、Luupは飯能市での実証実験を通じて重要な知見を獲得し、スムーズな移動が可能になる新たなインフラ構築に貢献してきました。

新たなサービスの詳細

業務協力契約に基づき、飯能市内には5つのLUUPポートが新設され、2025年12月1日から利用が開始されます。これにより、観光客は電動キックボードや電動アシスト自転車を利用して、市街地と主要観光エリア間を自由に移動できるようになります。

新しい移動手段として提供されるのは、電動キックボード20台と電動アシスト自転車20台で、利便性を考慮した設置場所は以下の通りです。

- 飯能駅北口
- 東飯能駅西口
- OH!!!～発酵、健康、食の魔法!!!～
- メッツァビレッジ
- 飯能中央区行政センター

サービスは、24時間利用可能で、スマートフォンアプリ「LUUP」を通じてアクセスできます。料金は基本料金50円（税込）に加え、1分ごとの時間料金が15円（税込）となっています。さらに、利用には年齢確認書類の登録や交通ルールテストの合格が必要です。

地域活性化への期待

「ムーミンに会えるまち、はんのう」プロジェクト推進協議会の事務局長である沼崎修一氏は、新たな移動手段の導入が飯能市の観光消費の拡大につながることを期待し、安全な利用を呼びかけています。LuupのCEO、岡井大輝氏も、地域のアクセス課題の解決に貢献できる取り組みに、喜びとつながりを感じています。

Luupは、地域活性化のため「LUUP for Community」を展開し、全国各地での導入を推進しています。待望のこのプロジェクトは、地域住民や観光客に新たな移動体験を提供し、飯能市全体の魅力をさらに引き出すことでしょう。