貞松・浜田バレエ団の教育的巡回公演
貞松・浜田バレエ団は、11月に徳島県を中心とした小中学校で巡回公演を実施します。この「文化芸術による子供育成総合事業」は、文化庁が推進するもので、特に小中学生に向けた芸術体験を提供することを目的としています。このプロジェクトの一環として行われる公演は、バレエがどのように舞台に現れるのかを学ぶ貴重な機会となります。
公演の詳細
7月には兵庫県内で実施された巡回公演に続き、今回は阿波市立伊沢小学校、高松市立塩江中学校、および三木町立平井小学校での開催が決まりました。各公演では、団長自らが舞台制作の過程やバレエのトレーニングについて解説し、特に「白鳥の湖」の一部や独自の演目も披露されます。普段は体育館として使用されている場所が、バレエの公演によって劇場に変わる様子を見せることで、子供たちに舞台芸術の魅力が伝わることでしょう。
ワークショップと事前準備
公演の前には、少人数でのワークショップも実施します。このワークショップでは、鑑賞や実技指導を通じて、参加した子供たちがより公演に向けての意識を高めることができるよう努めます。これにより、子供たちの中でバレエを身近に感じてもらう良い機会となります。
公演日程とプログラム
公演の日程は以下の通りです:
- - 事前ワークショップ: 11月2日(火) - 伊沢小学校・平井小学校
- - 本公演:
- 11月17日(水) - 伊沢小学校
- 11月18日(木) - 塩江中学校
- 11月19日(金) - 平井小学校
演目内容
公演では、以下の内容が発表される予定です:
- - エグゼルシス(レッスンの様子)
- - バレエができるまで(時計の踊り)
- - バレエ小品集
- - 動物のカーニバル(小学校のみ)
- - セイラーズ・セイリング(中学校のみ)
- - 白鳥の湖ハイライト
- - 日本のバレエ「祭」
新型コロナウイルスの影響を考慮しつつ、感染対策を実施の上で進められます。
子供たちの反応
昨年の公演後、小学4年生からは次のような感想が寄せられました。
- - ヴァレエを見るのは初めてで、感動しました。
- - 心がウキウキするダンスがあり、また見たいです。
- - バレエには難しさもあると感じました。
- - 練習を見せていただけたおかげで、理解が深まりました。
- - 次回が待ち遠しいです。
文化庁の取り組み
この事業では、文化庁が選定した文化芸術団体が小中学校で公演を行い、子供たちに本物の芸術体験を提供します。公演前のワークショップを通じて、鑑賞力やコミュニケーション能力の向上を図り、多くの子どもたちが将来の芸術家としての夢を育む手助けをしています。
貞松・浜田バレエ団の歩み
1965年に神戸で設立された貞松・浜田バレエ団は、クラシックバレエを基盤にしながら、多くの公演を行ってきました。地域の教育活動の一環として学校巡回公演も行っており、その数は700回を超えています。多くの受賞歴を誇り、優秀なダンサーも輩出しています。彼らのホームページでもさらなる情報を得ることができます。
貞松・浜田バレエ団公式サイト