近畿大学病院が開催する「第17回がんセンター市民公開講座」
近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)は、2025年3月22日(土)に「第17回がんセンター市民公開講座」を実施します。今年の講座のテーマは「乳がん」で、最新の治療法やケアについて正しく理解するための貴重な機会です。本講座では、地域住民や一般の方々に向けて、乳がんについての知識を深めてもらうことを目的としています。
市民講座のポイント
- - 乳がんに関する専門的な知識を持つ医師たちによる講演
- - 乳がん経験者向けに前開きインナー等の下着展示、試着会も実施
- - 専門分野の医師とがん患者経験者の視点からの情報提供
本院は、がん医療の専門機関として、地域のがん診療の連携を強化し、患者や住民への情報提供を行っています。2009年に「地域がん診療連携拠点病院」に指定されて以来、市民講座を年に一度開催し、地域の皆さんにがんの知識を普及させてきました。今回の市民講座は、約150名の参加を見込んでおり、もはや地域にとって欠かせないイベントとなっています。
多彩なプログラム
参加者は、形成外科、外科、内科の専門医たちから多角的な観点で乳がんについて学ぶことができます。具体的なプログラム内容は以下の通りです:
- - 10:00 開会挨拶 - 中川和彦(近畿大学病院がんセンター長)
- - 10:05 「乳房再建update~インプラントから脂肪注入まで~」
講師:冨田興一(近畿大学病院形成外科主任教授)
- - 10:35 「乳がんに対するラジオ派焼灼療法」
講師:位藤俊一(近畿大学病院乳腺・内分泌外科特任准教授)
講師:岩朝勤(近畿大学病院腫瘍内科講師)
- - 11:45 特別講演:「がん患者さんの大切な瞬間を写真に~笑顔の力を信じて~」
講師:西尾菜美(フォトスタジオエヌプラス代表キャンサーフォトセラピスト)
講師:高垣伊織(株式会社良品計画婦人インナー担当)
- - 12:30 閉会挨拶 - 菰池佳史(近畿大学病院乳腺・内分泌外科教授)
講座の後は、参加者に向けた無印良品の下着試着会も用意されています。これは先着18名の完全予約制で、乳がん体験者が快適な下着を体験する機会です。
参加方法と詳細
この講座に参加するためには、事前の申し込みが必要です。参加は無料ですが、定員は500名となっています。申し込みは次の方法で行えます:
1. 公式ウェブサイトの申し込みフォームに記入
2. メールにて申し込み(氏名を明記して送信)
- E-mail:
[email protected]
開催概要
- - 日時:2025年3月22日(土)10:00~16:00
- - 場所:近畿大学大阪狭山キャンパス医学部円形棟大講堂
(大阪府大阪狭山市大野東377-2、南海高野線「金剛駅」または泉北高速鉄道「泉ケ丘駅」からバス約15分)
この機会に乳がんについての新しい知識を得て、家族や大切な人と共にしっかりと考えることができる時間を過ごしてみませんか?