自動運転の未来を切り拓く新技術
ティアフォーは、グローバル半導体企業のアナログ・デバイセズと協力し、最新のGMSL2-10GbE変換モジュールを発表しました。この新製品は、自動運転システムの開発を迅速化し、自動運転の普及を後押しする重要なステップとなります。
GMSL2-10GbE変換モジュールとは?
GMSL2(Gigabit Multimedia Serial Link generation 2)は、主に自動車および産業用オートメーション向けに開発されたSerDes(Serializer-Deserializer)ソリューションです。これにより、様々な車載アプリケーションで高い耐性と信頼性を持つ接続が可能となります。新しい変換モジュールは、最大8台のカメラからの映像を取得し、FPGAを使用して非圧縮の画像データを低遅延で10GbEに変換します。さらに、PTP(Precision Time Protocol)を活用し、LiDARなどのデバイスとの同期も容易になります。
ティアフォーの120dB相当のダイナミックレンジを誇るC1カメラとC2カメラもこれに標準で対応し、自動運転システムの開発がより効果的に行えるようになっています。
圧倒的な開発効率の向上
本モジュールの導入により、各コンピューターごとのデバイスドライバーの開発が不要になります。これにより、開発工数が大幅に削減され、カメラと接続可能なコンピューターの選択肢も広がります。このユーザーフレンドリーな設計は、ブラウザベースのインターフェースから直感的に操作でき、設定と管理を簡単に行える点も特長です。
ティアフォーのEdge.Auto責任者である岩永明人は、「アナログ・デバイセズとの協力により、自動運転および自動化アプリケーションのシステム価値を上げることを目指しています」と述べています。共同開発によって、先進的なGMSL技術とティアフォーの革新的なカメラが融合し、新たな自動運転体験が提供されることとなります。
今後の展開
ティアフォーは、2024年中に新たに8.3メガピクセル解像度のC3カメラをラインアップに加える予定です。これにより、Edge.Autoでは、既存の2.5メガピクセルのC1カメラおよび5.4メガピクセルのC2カメラに加え、さらに高解像度のカメラが追加され、ユーザーのニーズに応じたソリューションを提供できるようになります。
まとめ
自動運転技術の進展に求められるのは、迅速で高品質な開発環境です。ティアフォーとアナログ・デバイセズの新たな試みは、自動運転の民主化に向けた大きな一歩となるでしょう。将来的な自動運転システムの展望に注目です。新製品についての詳細な情報や購入に関するお問い合せは、ティアフォーへ直接ご連絡ください。
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ティアフォーの企業情報
ティアフォーは、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」を基盤に、自動運転システムの実現に向けた様々な事業を展開しています。設立は2015年12月、所在地は東京都品川区です。詳細は
ティアフォーの公式サイトで確認できます。