膳所城が甦る!
2024-01-25 09:30:01
デジタル技術で甦る膳所城!地域振興への新たな挑戦
膳所城デジタル復元プロジェクトのご紹介
滋賀県大津市に、徳川家康が築いた歴史的な膳所城が存在します。膳所城は1601年に建立され、その魅力は多くの観光客を惹きつけてきました。しかし、明治維新以降に廃城となり、その姿は失われてしまいました。その膳所城を現代のデジタル技術で復元するという新しい試みが進行中です。これにより地域振興と観光促進を目指しています。
膳所城の歴史
膳所城は、戦国時代の名将藤堂高虎によって築かれた日本三大湖城の一つです。この城は、戦いに備えて構えられたもので、京都へのアクセスを支配し、豊臣家に対して強い影響を持っていました。関ケ原の合戦の後、大部分が移築されたこの城は、風光明媚な景観に位置し、多くの人々を魅了してきました。戦場にならなかったため、あまり知られていないものの、その歴史的な価値は計り知れません。
デジタル復元プロジェクトの背景
2016年、この復元プロジェクトは始まりましたが、必要な図面が残されていないことから難航しました。そこで、立命館大学との産学連携により「膳所城VR Lab.」として再始動し、学生たちを中心に復元作業を進めています。計画は、古文書や絵図を基に細部を精査し、新しい視点から城の構造を理解するものです。
復元作業の詳細
現在、膳所城VR Lab.では、土木専攻の大学院生を含む9名のメンバーがスキルを高め、木造建築の専門知識を学びながら復元作業に励んでいます。彼らは専門家の指導を受けつつ、VR技術を駆使し、点群データを基に3Dモデルを作成しています。例えば、膳所城の遺構門をレーザー測量し、そのデータをCADソフトで立体化する取り組みを行っています。
VR技術の導入
特に注目すべきは、宮大工の専門知識をVRを通じて学ぶプロセスです。メンバーはバーチャル空間内で3Dモデルの構造を確認しながら、実際の建築技術を習得しています。これにより、伝統的な建築技術を若い世代が学ぶ機会を提供しながら、膳所城を新たな形で後世に伝えることを目指しています。
プロジェクトの目指すもの
このプロジェクトは単なる復元に留まらず、地元イベントの開催や地域コミュニティの活性化、さらにはデジタル観光資源としての活用を目指しています。膳所城だけでなく、その周辺地域に眠る歴史的な魅力を多くの人々に届けるため、「老若男女問わず楽しめる」コンテンツを生み出すことが目標です。
クラウドファンディングの実施
さらに、このプロジェクトは現在クラウドファンディングを通じて支援を求めています。2024年1月末までの期間、制作費300,000円を目指し、必要な資金を集める活動を展開中です。この取り組みは地域の方々の応援を受けながら進めており、さらなる支援が望まれています。興味のある方は、ぜひクラウドファンディングに参加し、膳所城の復元にご協力ください。
お問い合わせ
プロジェクトやクラウドファンディングについての詳細は、TwitterやInstagramでの公式アカウントや、株式会社CAD ASSISTのウェブサイトから確認できます。膳所城の復元に向けた熱意を持ったプロジェクトを、一緒に応援しましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社CAD ASSIST
- 住所
- 滋賀県大津市京町4丁目5番13号澤甚第一ビル5階
- 電話番号
-
077-521-8228