新たなデザインプログラム「OURS」の登場
この度、NPO法人soarとissue+designの共同による共創型デザインプログラム「OURS」が始まりました。このプログラムは、社会的マイノリティの生きやすさを追求し、彼らのニーズに応える新しいデザインの手法を提供します。社会的少数派が直面する課題は、ビジネスの観点から見れば小さく感じるかもしれません。しかし、実際にはこれらの課題は大きな可能性を秘めており、イノベーションを生むきっかけとなります。
なぜ「OURS」が重要なのか
「OURS」が生まれた背景には、マイノリティに寄り添ったアプローチが不可欠だという思いがあります。特に、インクルーシブデザインという手法を用いることで、極端なニーズを理解することが、一般の人々にも役立つアイデアを生むことに繋がります。また、ユニバーサルデザインの観点から考えると、社会的マイノリティ向けに設計されたサービスは、他の人々にも良い影響を与えることがあります。
プログラムの内容
「OURS」プログラムは、調査から始まり、コンセプト開発、プロトタイピング、実証実験までの幅広いステップを含みます。具体的には、以下のような活動を行います。
- - エスノグラフィー: マイノリティの課題本質と市場機会を探ります。
- - マイノリティ定量調査: 定量的なデータに基づいて課題の規模を把握します。
- - 共創型デザイン開発: 当事者とともに創造的なアイデアを出します。
- - 実証実験: 現場での実用性をテストします。
多様な取り組み
「OURS」は、特定の領域だけでなく、プロダクト、ウェブ、メディア、広告、そしてまちづくりに至るまで、さまざまな分野で展開することを目指しています。さまざまなアウトプットを通じて、「誰もが生きやすい社会」の実現を目指します。
このプロジェクトには、soarの持つ多様なマイノリティや支援者のネットワークが深く関与しており、参加者とともにオープンイノベーションを推進します。
これまでの取り組みが生きる
soarは、2015年から社会的マイノリティに焦点を当てた情報発信を行い、多様な問題に取り組んできました。LGBT、認知症、うつ病など様々なテーマに及ぶネットワークを築き、困難に直面している方々へ向けた支援を行っています。
一方、issue+designは2008年に創設され、社会問題に対するデザインを通じて市民の創造力を引き出す活動を行ってきました。両者の強みを掛け合わせることで、より効果的な社会課題の解決が期待されます。
プロジェクトの未来
「OURS」は、私たちが社会的マイノリティと共に歩むことで、より良い未来を創造する一助となるでしょう。みなさんもこのプログラムに参加し、一緒に社会をデザインする力を育てていきましょう。
詳しい情報は
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