若者の挑戦が生む新しいフリーマーケットの形
近年、リユースやサステナビリティへの関心が高まる中、注目のイベントが2025年10月に開催される。その名も「RE FASHION MARKET」。このフリーマーケットの企画・運営を手掛けるのは、24歳の起業家岡本萌花さんだ。
岡本萌花の起業ストーリー
岡本さんは近畿大学の経営学科に在学中に、若者向けのフリーマーケット事業をスタート。これまでに70回以上のフリーマーケットを実施した実績を持ち、今回の「RE FASHION MARKET」開催を決定した背景には、リユースの重要性を感じたからだ。
「フリーマーケットは単なるモノの売買ではなく、自分の不要なものが他の誰かにとっての宝物になる瞬間を体感することが重要。リユースの意識を高めるきっかけにしたい」と岡本さんは語る。
「RE FASHION MARKET」の魅力
このイベントでは、出店者全員が人気インフルエンサー。彼らが持ち寄るアイテムは、SNSで数千から数十万人のフォロワーを持つ彼らの私物だ。来場者は自分の「推し」と直接会話を楽しみながら、アイテムを手に入れることができる。商品価格は500円〜と手軽で、これが多くのZ世代に支持される理由となっている。
ただ商品を買うのではなく、推し活とリユースを体験できる点が新しい。すでにZ世代の間では、このスタイルのフリーマーケットが一種のトレンドとなりつつある。
SDGsへの貢献
「RE FASHION MARKET」では、参加者が楽しくリユースを体験できる形で、持続可能な消費の意識を育むことを目指している。「楽しむことで、持続可能な社会への貢献が実現できる」と岡本さんは自信を持って述べる。出店者や来場者が共にリユースを実践することで自然とSDGsに触れる機会が生まれる。
また、イベント開催当日は三井みらいチャレンジャーズオーディションに採択された他の若者たちのプロジェクトも紹介される予定で、来場者は様々な社会課題に挑戦する若者たちとの交流を楽しむことができる。
イベント詳細
「RE FASHION MARKET」は、2025年10月4日(土)・5日(日)の日程で、東京都のダイバーシティ東京プラザにて開催。入場にはチケットが必要で、料金は500円〜2300円と設定されている。
日時: 2025年10月4日(土)・5日(日)
開催時間: 12:00-16:00 (両日とも)
会場: ダイバーシティ東京 プラザ 6階
参加費: 入場チケットが必須(500円~2300円)
詳細な情報やチケット購入については
公式サイトを参照。特に取材希望者は先着順のため、早めに問い合わせを。
イベント概要からもわかる通り、岡本さんが生み出す「RE FASHION MARKET」は、ただのフリーマーケットではなく、若者が主役となり、楽しみながらリユースを促進する場になることが期待されている。この新しい形のフリーマーケットは、岡本さん自身の起業のスタート地点でありながら、社会全体への影響を持つ重要なプロジェクトとなるだろう。
若者の夢や挑戦、そして新しい価値観を支持し、リユース文化が健全に浸透していくことを願っている。