私立大学のブランド力向上に向けたNPS調査
株式会社マーケティングアプリケーションズが、関東の私立大学7校の卒業生700名を対象に行った「大学ブランド力に関するNPS®調査」の結果を発表しました。本調査は、各大学のブランド認知度や競合比較を目的とし、近年の少子化による入学志願者の減少が深刻な問題となる中、大学経営の意思決定に寄与する情報を提供します。
調査の背景
私立大学は、少子化の影響で入学者確保が困難な状況にあり、安定的な経営を続けるためには、ブランド力の強化が不可欠です。マーケティングアプリケーションズは、NPS®(Net Promoter Score)を用いた調査によって卒業生の視点から各大学の魅力や改善点を可視化し、大学側の戦略をサポートしています。
調査概要
- - 調査内容: 私立大学ブランド力NPS®調査
- - 調査主体: 株式会社WOW WORLD、株式会社ニューストリーム、株式会社マーケティングアプリケーションズ
- - 調査方法: インターネット調査(MApps forSurvey使用)
- - 調査期間: 2025年5月14日~5月25日
- - 調査対象: 早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の2018年から2025年卒の卒業生
- - 有効回答数: 700名(男性303人、女性397人)
調査結果の概要
結果として、NPS®を基に「あなたの大学を知り合いの受験生にどの程度薦めたいか」という質問が評価され、早稲田大学が最も高いスコアを獲得したことが確認されました。全体的に、NPS®の推奨者は早稲田大学が最多であり、その他の大学においては中立者や批判者の割合が高く、ブランド向上に向けた対応が求められる状況です。
特に、メンタルヘルスやキャンパスライフに関しては全大学でスコアが低く、さらなる改善が必要であると言えます。早稲田大学については、学生支援や学生生活に関する満足度は比較的低いものの、学習環境や教育の質においては強みが見られました。
大学「CX Score」の提供
調査を経て、マーケティングアプリケーションズは「大学“CX Score”」というブランド評価支援サービスを発表し、大学向けに販売を開始しました。このサービスはNPS®指標を基に大学のブランド力を分析し、改善点を把握するのに役立ちます。さらに、定点測定により改善策の効果を測定しながら、大学が成長するためのフィードバックを行います。
お問い合わせ
「大学“CX Score”」に関する問い合わせや資料請求は、以下のフォームから可能です。アドレスは
こちらです。
まとめ
本調査により関東私立大学のブランド力の実態とその改善点が浮き彫りになりました。各大学の施策に生かされることを期待しましょう。