2.5次元歌い手グループ『クロノヴァ』がZeppを熱狂の渦に包み込んだワンマンライブ

2.5次元歌い手グループ『クロノヴァ』がZeppで熱狂のライブを開催

株式会社VOISINGに所属する2.5次元歌い手グループ『クロノヴァ』が、2025年8月16日（土）にZepp DiverCity（TOKYO）でワンマンライブ『Chrono▷◀Reverse Summer One Man Live 2025「VOLT-EX」』を成功させました。このライブは彼らの歴史の中で最大規模のものであり、圧倒的な熱気と洗練されたパフォーマンスで会場を盛り上げ、観客を魅了しました。

昨年12月に開催された初の公演に続き、今回のライブは彼らが目指す「さいたまスーパーアリーナ公演」への第一歩と位置づけられています。クロノヴァの特徴は、メンバーが「白組」と「黒組」に分かれ、時に競い合いながら絆を強めていくストーリー性のあるパフォーマンスです。今回のライブもその強みを活かし、ファンに多大な感動を与えました。

ライブの模様

開演前の期待感

会場に足を踏み入れると、待ち望んでいたファンたちが光るペンライトで彩りを添えていました。ステージには神秘的な紗幕が設置され、どのような演出が待っているのか期待が高まりました。

開演時間が近づくと、紗幕にオープニングムービーが映し出され、ゲージが100%に達した瞬間、メンバーのシルエットが姿を現しました。メンバーが自己紹介を行う際には、映像の半透明な演出が観客を楽しませ、感情を揺さぶる瞬間が続きました。

ライブのスタート

ライブはリード曲「VOLT-EX」からスタート。複雑なフォーメーションを駆使したダンスは、まさに息を呑むほどの出来映えでした。各メンバーが独特な個性を発揮し、特にARKHEのダンス表現やれむの力強いラップには圧倒される人も多かったでしょう。

その中でも際立っていたのが、かなめのパフォーマンスでした。「この曲はお前たちが過去を断ち切るための曲だ」との言葉から始まる「残夢散」では、サビで全員の声が融合し、一体感を生み出しました。

ソロパートの魅力

ソロパートが始まると、個々のメンバーが持つ魅力が引き立てられました。しゃるろは鮮やかなパフォーマンスで観客を魅了し、ARKHEは自由な表現で楽曲を体現。一方、かなめは切ないバラードを熱唱し、しのは観客に寄り添うように感情を込めて歌いました。れむのキュートな声質や、うるみやの刺激的なパフォーマンスも話題に。

クライマックスの盛り上がり

続いて、全員が再結集し、新曲「propaganda」を披露。ダイナミックなラップとともに、全体曲へ戻りクライマックスに向かって進みました。デビュー曲「Antitype」に続く「HEXAGRAM」で、彼らの成長を実感できる内容で締めくくりました。

アンコールの楽しさ

アンコールでは、夏らしいお祭りソングにアレンジした3曲を連続披露し、メンバーたちのワイワイとした雰囲気が伝わりました。特に、観客との一体感を深めるパフォーマンスは、忘れられないひとときとなりました。

ファンたちの反応も上々で、今後の彼らのパフォーマンスや新たな演出にさらなる期待が寄せられています。次回の公演は名実ともにさらに大規模で、進化したステージを楽しみに待ち望むファンが増えることでしょう。

文：ヒガキユウカ