Caleta Bayのウェビナー開催
チリに本社を置くCaleta Bayは、養殖トラウトの“抗生物質フリー”の実現を目指しています。これに関連し、同社は日本法人Caleta Bay Asiaと共同で、ウェビナー「Caleta Bay webinar 2020」を開催することを発表しました。ウェビナーは日本時間11月11日(水)午前9時からスタート予定です。
このウェビナーでは、Caleta Bayのミッションや、長年の遺伝子研究から得たトラウトの高い栄養価、そして養殖業界における食品安全への取り組みなど、多岐にわたる情報が提供されます。
Caleta Bayの特徴
Caleta Bayは、チリのパタゴニア地域に位置するプエルトモンに本社を構え、30年以上にわたってトラウトの養殖生産を行っています。同社は“抗生物質フリー”を目指しており、これは業界においてもかなりの挑戦です。過去のデータによると、チリ全体での抗生物質使用の平均が1トンあたり319.1グラムのところ、Caleta Bayではわずか11.4グラムに抑えることに成功しています。この96.4%の削減は、同社の強い意志と技術力を示しています。
さらに、Caleta Bayは養殖場において、山からの雪解け水と海水が交わる汽水域を利用しています。内陸の清らかな水が流れ込むこの環境は、シーライズや寄生虫の発生を抑える上でも最適です。加えて、同社は独自の遺伝子学研究を駆使して成長速度を改善し、2019年の業界標準を大きく下回る6.8%の斃死率を達成しました。
ウェビナーの内容
ウェビナーでは、長年の研究データを基にしたトラウトの栄養価の詳細や、Caleta Bayのミッション、その特異な養殖手法について紹介されます。また、食品安全を考慮した持続可能な養殖システムについても言及される見込みです。特に、COVID-19対策としてのバイオセキュリティ対策や、実際の生産現場での取り組みが焦点となります。
登壇者には、Caleta Bayの生産獣医担当部長、オシエル・グスマン氏が予定されています。参加者は、11月9日までに指定のリンクから申し込みを行うことで、ウェビナーへのアクセスコードを取得できます。
このウェビナーは、養殖業界の最新動向や、抗生物質フリーの実現に向けた挑戦を理解する絶好の機会です。興味のある方はぜひ参加を検討してください。
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