首都圏賃貸市場
2025-08-05 15:51:33

首都圏賃貸市場の最新動向:エリア別CRIX指標分析レポート

首都圏賃貸市場動向を探る



日本情報クリエイト株式会社が、このたび発表した月次レポートで、首都圏の賃貸不動産市場における実態が浮き彫りになりました。特に、東京23区、神奈川県、埼玉県、千葉県のエリア別データを基に、空室率や賃料のトレンドを詳細に分析しています。

空室率の改善傾向



東京23区



東京23区では、アパート・マンションの両方で空室率の改善が続いています。特に興味深いのは、平均支払い賃料が全般的に上昇傾向にあることです。ただし、募集賃料が前年同月比で明確に増加している中、実際の支払い賃料はさほどの上昇を見せていない点が挙げられます。例えば、マンションの狭い面積帯(0-20㎡)の支払い賃料は、前年同月比で+1.99%に対し、広めの面積帯(50㎡-)では+3.73%の増加を記録しているのに対して、アパートでは一部の面積帯で横ばいまたは減少の傾向を見せているのです。

神奈川県



神奈川県では、特に川崎市が注目です。東京23区に近いため、東京都下の住み替え先として人気を集めています。川崎市でもアパート・マンション共に30-50㎡の支払い賃料が上昇しており、カップルなどの入居者を受け入れる余地があります。一方で、50㎡以上の物件は依然として競争が激しく、賃料が低迷している状態が続いています。横浜市も空室率の改善は見られるものの、前年同月比ではマンションに若干の悪化が見られています。

埼玉県・千葉県



さいたま市では、東京へのアクセスがやや遠いことも影響し、空室率は悪化傾向にあります。特にアパートの50㎡以上の物件は競合に悩まされているようです。一方、千葉県の西部地域(柏市や松戸市など)は、全般的に空室率が改善しているものの、前年同月比では未だに供給過剰感が否めない状況です。

CRIX指標とは



CRIX(クリエイト賃貸住宅インデックス)は、日本情報クリエイトが提供する独自の指標です。このインデックスは、膨大な賃貸住宅管理データを基にしたもので、空室率や平均賃料の動向を詳しく把握できるツールとして幅広く利用されています。全国各地のデータが収集され、より豊富な情報をユーザーに提供することを目指しています。

まとめ



賃貸市場は日々変動しており、エリアごとの特徴について知識を深めることは重要です。首都圏における最新の賃貸市場動向は、移住希望者や投資家に対する貴重な情報源となるでしょう。詳細を知りたい方は、ぜひ日本情報クリエイトのウェブサイトを訪れてみてください。

会社情報



日本情報クリエイト株式会社は、30年以上にわたり不動産業界にITソリューションを提供し、業界の課題解決に寄与してきました。東京都下から全国までの幅広いデータカバーを誇り、これからも市場の変化に耳を傾け続けます。


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会社情報

会社名
日本情報クリエイト株式会社
住所
宮崎県都城市上町13街区18号
電話番号
0986-25-2212

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